長いこと同じ状況に置かれると
どんなに楽しかったことでさえ
その楽しさは薄れてしまい
あげくの果て飽きてしまう
残酷なことだけど
これはなんに置いても言えることだと思う
音楽、絵、人
いつも同じ曲を聴くことはできないし
いつも同じ絵ばかり見れないし描けない
人だって常に一緒に居ると
どうしても嫌になることは否めない
だけど
しばらくその飽きてしまったモノと距離を置いて
もしくは時間をおいて
記憶の奥の方にしまい込んでから
いつか無性にまた出会いたくなることがある
そうやって時間をおいて再会したモノは
時折新しい発見をもたらしてくれる
だから聞かなくなった音楽も
見なくなった写真や絵も
そのまま残しておくと
後々また違った新しい表情を見せてくれるかも知れない
自分の作品なんかもそうだ
モノ自身は変わらなくとも
それを捉える側の僕自身の意識が変化しているかもしれない
嫌になる前に自分で上手く距離をとることも
大切なモノをいつまでも大切なままで
保っておくための術だろう
好きなモノに囲まれていられるのは幸せなことだ
けれど好きなままで長く居続けることは
それなりの意識が必要なのだと思う