<とつじょ、うめき声を上げ、たおれたロドリゲス。彼は、なんと、死んでいたのだ・・・・。>
ジェーン「う、うそ・・・・。」
ジョニー「オー、ウソだろ・・・・。イシカワ!おまえのせいだぞ!!」
イシカワ「おれ、なんにもしてねえよ!!」
ジョニー「あんたの罵倒でショック死したんだよ!」
イシカワ「言いがかりはよせ! ジョニー!」
ジェーン「そうよ・・・。これ以上仲間割れは良くないわ・・・。
まって・・・・。こ、これは・・・・。」
<ジェーンは、ロドリゲスの背中にあいた直径1.3cmあたりの穴を発見した。>
ジェーン「もしかして、銃で撃たれた・・・・?」
ナラク「事件ですか?」
瑠奈「ちょっと待って! なんで、日記の中にもあんたのセリフがあるの!!」
ナラク「別にいいだろ。わたしだって生きてるんだぞ。」
ジェーン「お前、誰だよ!」
ナラク「たったひとつの真実を見抜く、体は子供、頭脳は大人、旅は道連れ、世は情け!
名探偵、ナラクだ!この謎は解いてみせる! じっちゃんの名にかけて!」
瑠奈「なんかもう、いろいろ混ざりすぎだよ!というか、観察日記なの?これ?」
ジョニー「ガキが何のようだよ・・・。」
ナラク「うるさい! 事件は会議室で起きてない!現場で起きてるんだ!!」
ジョニー「いや、会議室どこだよ・・・。」
瑠奈「なんで、あんたがつっこまれてるの!」
<名探偵ナラクは、ロドリゲスの遺体を観察しはじめた・・・。>
ナラク「ほうほう・・・。銃痕でしょうな、これは・・・。音がなかったことから
考えると、相当高度なサイレンサーをつけているとみた・・・。」
ジョニー「イシカワ・・・。」
イシカワ「なんだ?」
ジョニー「おまえ、趣味でモデルガン集めてたよな・・・。」
イシカワ「だからなんだっていうんだよ。」
ナラク「なるほど、じゃあ犯人イシカワで!」
イシカワ「え・・・?」
ナラク「いいじゃん、言っちゃえよ。私がやりましたって!」
イシカワ「いや、あんた名探偵じゃないの?真実を見抜くんじゃないの?」
ナラク「真実は見抜くものではない。自分で作り上げるものだ!」
イシカワ「なにかっこよくサイテーのこと言ってんだよ!!」
ナラク「いいだろ・・・。警察もこんなもんだよ、所詮・・・。」
ジョニー「えらく真っ黒なんだけど、この女の子・・・。」
ナラク「それに、ほら・・・・早く解決しないと・・・・また、犠牲者が出ましたよ・・・。」
<ドサッ・・・・・・・にぶく重たい音がした。 倒れたのはジェーン・・・・。>
瑠奈「死者、二人目でたよ!!!」
ナラク「ジェーンにセリフ回すの面倒だったからな・・・・。」
瑠奈「それ、お前が犯人ってことだろうが!!」
ジョニー「う、うそだろ・・・・。ま、マイハニーーーーー!!!」
イシカワ「ほら、なんにもやってないのにまた人が倒れただろうが!」
ナラク「そうだな・・・・。じゃあ、犯人ジョニーで。」
ジョニー「いや、俺もなにもやってないって・・・。」
ナラク「からの~~~~~?」
ジョニー「いや、だからやってないって・・・。」
ナラク「といいつつも~~~~~~~?」
ジョニー「いや、だから・・・・。」
ナラク「だがしかし~~~~~?」
ジョニー「ぶっ殺されてえのか!おまえは!!」
ナラク「やってみろよ。わたしを殺してみろよ。
わたしは武田鉄矢とおんなじくらいの不死身だぞ。
ボクは死にましぇ~~~~んだぞ!」
瑠奈「元ネタが古いんだよ・・・。」
ジョニー「ああ、おもしろいじゃねえか!やってや・・・、・・・・・。」
<今度は、ジョニーが倒れた・・・。>
ナラク「だって、次の犠牲者はジョニー・・・。あなただから。どうせ、殺そうとする前に
殺されるんだもんね・・・。」
瑠奈「なにこれ? どういう展開?ってか、観察しろよ!!観察日記だろ!!これ!!」
イシカワ「お、おまえ・・・・。名探偵なのか?」
ナラク「いや、死神だよ・・・。だから、次に誰が死ぬとかわかっちゃうんだよね・・・。」
イシカワ「はあ、何を言っているんだ?」
ナラク「な~んてね。今のはウソ・・・。本当は犯人から聞いたんだ。」
イシカワ「なに、わけのわかんないこと言ってんだ!!」
ナラク「本当だよ・・・。さあ、おいで・・・・。わたしのかわいいグローリア・・・・。」
<そこに現れたのは銃を持ったグローリアだった・・・。>
グローリア「ご主人様・・・・。ご命令を・・・・。」
イシカワ「おい、グローリア、どうしたって言うんだ・・・・。」
ナラク「これだから、凡人は嫌いなんだよ。 スリルがなさすぎる・・・。
凡人には非凡な事件にまきこまれて、悲惨な死に様を見るのが
おにあいなのさ・・・。彼女はもう、わたしの操り人形・・・・。
そして、わたしは手を汚さずして人を殺せる・・・。
ああ・・・。なんてスリリングな脚本なんでしょう・・・。」
イシカワ「き・・・・・。きさまあああああああっ!!」
ナラク「さあ、グローリア・・・・。イシカワを殺しなさい・・・・。」
グローリア「承知いたしました。」
<グローリアは、イシカワに銃を向けた・・・・。>
イシカワ「や・・・・。やめろ・・・・・。」
グローリア「・・・・・・。」
イシカワ「やめてくれ、死にたくない!! お、俺はまだ・・・・。」
<イシカワの頭の中を走馬灯がかけめぐる・・・。>
うお~~~~佐々木 希とエッチして~~~!
ふざけんなよ!そこで7が来てたらフィーバーだったのに!
スリジャーワダナプラコッテって言いにくいな・・・。
コマネチ、レッツファイ!!
いてっ、足の小指ぶつけた!!
深爪いたいなああ・・・・。
瑠奈「走馬灯がくだらねえよっ!!どんなしょうもない人生だったんだよ!!」
<ドサ・・・・・。 にぶくおもい音がした・・・。>
<だが・・・。倒れたのは、グローリアだった・・・。>
瑠奈「え・・・・?」
イシカワ「・・・・・。あれ・・・・。俺、いきてる!よっしゃああ!
これで、佐々木 希とエッチできる可能性がみえたぞおおおお!」
瑠奈「最初からないとおもうけど・・・。」
ナラク「だまれ、貧乳。 これから事件はクライマックスだぞ・・・。」
瑠奈「事件って・・・・。観察日記はどこに行ったの・・・・?」
ナラク「おい、うそだろグローリア・・・。」
グローリア「あれ・・・。なん・・・で・・・わたしは・・・・血がでるの・・・・?」
ナラク「しゃべるんじゃない!!!」
グローリア「目の前に死んだ人が いても こころが いた くない
だから わたし じぶ のこと 人間じゃないって・・・おも・・・たの・・・・。」
ナラク「ふざけるな!!おまえはわたしの手先となって、
キムジョンイルを暗殺するはずだったんだぞ!!」
瑠奈「そうなの??」
グローリア「わたし・・・・にんげ だった・・・・。よかった、さいごのひとときだけでも
にんげ になれて・・・・。じゃあね・・・ご主人様・・・・。ばい・・・ば・・・・い・・・・。」
<そう言って、グローリアは人間としてのあかしをひとしずくだけ流した・・・。
それは、贖罪の念を表すすきとおったきれいな涙だった・・・。>
瑠奈「なにこれ?泣けばいいの? 泣けば許してくれるの?」
ナラク「グローリア・・・。ううう・・・・。」
イシカワ「これで、もういいだろ・・・。もう2度と彼女のような悲しい存在をつくりださない・・・。
それが、おまえのやくめだ・・・・。」
<イシカワはうつむくナラクの肩をぽんとたたいた。>
ナラク「か~ら~の~~~~~~~~???」
<ナラクは懐から銃を取り出し、イシカワを撃った。>
ナラク「バイビ~~~~♫」
瑠奈「ええええええええええっ!!!」
ナラク「というわけで、ジョニーもジェーンもロドリゲスもグローリアもイシカワも
死んだんだよ・・・。」
瑠奈「あのさ・・・。ジョニーもジェーンもロドリゲスもグローリアもイシカワも・・・、
ハエトリグサのあのぱくってなるところにつけてた名前だったよね・・・・?」
ナラク「そうだけど・・・・?」
瑠奈「正直に言ってくれる?要するにどういうことなの?」
ナラク「水やりサボって枯らした。」