「つくもがみっ!!」スクールトリップ! 10 | 小説製作所 FELLOW'S PROJECT REBEL

小説製作所 FELLOW'S PROJECT REBEL

FELLOW'S PROJECT REBELへようこそ。
小説書いてま~す。

童話 ツンデレラ


むかしむかし、とってもやさしくて、そしてうつくしい娘、ツンデレラがいました。

彼女には、母親がいません。

かわりにとっても意地悪な、継母と

その連れ子であるふたりのお姉さんがいるのでした。

3人ともツンデレラの美しさに嫉妬して、意地悪ばかりです。


姉A「ツンデレラ。いまから、出かけるからわたしが帰ってくるまでに、

  わたしの部屋を掃除しておいてくださる? か、勘違いしないでよね。

  べ、べつにあんたの嫁入りあとのことを考えて、家事ができるように
  
  してあげてるわけじゃないんだからね!」


ツンデレラは、お姉さんの部屋の掃除を任されてしまいました。

姉B「あら、ツンデレラ。ちょうどいいところにいたわ。

   いまから、わたし、アニメートに行こうと思っているから。

   その間に、洗濯をしておいてくださる?

   か、かんちがいしないでよね。べつにあんたの嫁入りあとを

   考えて洗濯ができるようにしてあげてるわけじゃないんだからね!」

あれあれ、洗濯まで任されてしまいました。

今度は継母までもが、彼女に頼み事をしてきました。


継母「ツンデレラ。いまからわたし、高島屋に行ってくるから。

   その間に、晩ご飯をつくってくださる?

   か、勘違いしないでよね、べつにあんたの花嫁修業とかじゃないんだから!」


掃除にお洗濯、料理までたのまれて、まるで専業主婦です。

世のお父さん、専業主婦って辛いんですよ。

か、かんちがいしないでよね。べ、べつにあなたたちが結婚してから、

夫婦げんかしないように言ってあげたわけじゃないんだからね。



瑠奈「シンデレラじゃボケェエエエエエッ!!」


茉莉「なによ。いきなり大声出して・・・。」

瑠奈「練習の冒頭からなに、くっだらないボケはさんでんの!あんたは!

   シンデレラよシンデレラ!」


尾糸「えっと配役は、この前の放課後にやったときの練習で決まりだから。」


尾糸がメガホンをもって現場を取り仕切る。


ちなみに配役はこんな感じ・・・。


シンデレラ・・・蕾美 百合(つぼみ ゆり)

姉A・・・常盤樹 瑠奈(ときわぎ るな)

姉B・・・黒薔薇 茉莉(くろばら まり)

継母・・・千威魔 摩已(ちいま まい)

執事・・・高高 淳次(たかだか じゅんじ)

王子・・・村下 朋久(むらした ともひさ)

魔法使い・・・浜 衣緒尼(はま いおに)

馬車の運転手・・・面薙 忌狸男(めんち きりお)

舞踏会の客A・・・鴛鴦 恋二(おしどり れんじ)

舞踏会の客B・・・番 愛(つがい あい)

ナレーター・・・早乙女 美璃(さおとめ みり)


(以下、配役をふまえた上でお楽しみください。)


尾糸「はい、じゃあ、きゅ~!!」


美璃「むかしむかし、あるところにとっても優しくてそして、美しい娘がいました。

   彼女の名前はシンデレラ。彼女には母親がいません。

   かわりにとっても意地悪な、継母とその連れ子のふたりのお姉さんと暮らしています。

   シンデレラの美しさに嫉妬して、3人とも意地悪ばかり・・・。」


ステージに明かりがともり、掃除用具をもって、掃除をする百合があらわれる。

百合「さてと・・・。これでやっとおわったかな・・・。」


美璃「そうつぶやいたのもつかの間そこに、意地悪なお姉さんがやってきます。」


瑠奈「シンデレラ。今からわたし出かけてきますわ。 ちょっと頼みたいんだけど、

   わたしがいない間にわたしの部屋を掃除しておいてくださる。」

百合「あ・・・。は、はい・・・。」


美璃「すると、そこにもうひとりお姉さんがやってきます。」


茉莉「あら、ちょうどいいとこにいたわね。 シンデレラ。

   いまから、わたくし、アニメイトに行って、

   『新兵器ヱヴァンけいおんっ!』の綾名 美麗(あやな みれい)の

   初回限定フィギュアを、保存用と観賞用、実用用と、百合CP用と、
   
   布教用と買ってくるから、わたしがいない間に洗濯をしておいてくださる?」

百合「セリフ長くない?」

茉莉「なんか言った?」

百合「い、いえ・・・。なんでもないです。」


とまあ、こんな感じで、ちょっとした小ネタもはさみつつ、楽しい劇にはなったつもり。

え?つづきはないのかって?

あわてないあわてない。

もちろんつづきは本番で!!