「たかみのけんぶつ。」2 不可思議学園へようこそ! | 小説製作所 FELLOW'S PROJECT REBEL

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<不可思議学園へようこそ!!>



不可思議学園・・・。それは、俺がこの四月から通うというか・・・、住み込みで・・・、


まあ寄宿制って言葉で言ってしまえば早い。


というか、なんでそんな名前付けたんだろ・・・?


そして、なんで俺はそこに入ったのか・・・?って・・・?


それはネットで知り合った、「ムラムラじじい」という


なんともいかがわしいハンドルネームの人物の紹介でだ・・・。


事実、今日はその「ムラムラじじい」と待ち合わせしている・・・。


さすがに、「ムラムラじじい」を大きな声で呼ぶのはまずいため、本名を教えてもらった。


本名は、村治 幸久(むらじ ゆきひさ)と言うらしい。


まあ、こっちの本名も一応伝えておいた・・・。


その甲斐あってか・・・、



「透くんはいませんかぁあああああああっ!!」



・・・。



やべえよ・・・。 募金活動みたいに声張り上げてるよ・・・。


近づきたくないんだけど・・・。


でも、待ち合わせしてるし・・・。仕方ないか・・・。



「あの・・・。青空 透(あおぞら とおる)ですけど・・・。村治くんだよね・・・。」



「そうさ!!僕があの『ムラムラじじい』さ!!」


「そのハンドルネーム大声で叫ばないでくれる??めっちゃ恥ずかしいから!!」


そう言うと村治は腹を抱えて笑った・・・。


「笑い事かよ・・・。」とは突っ込んでおいたが、「うんっ!!」と開き直られた。


俺がこの学校を選んだ理由・・・。


それは私立でありながら、試験がないという理由だ・・・。


今になって思えば、うさんくささ100%・・・。


写真と成績を含む資料と志望動機・・・。それだけで審査はされる。


なぜか写真を貼り付ける箇所に、



男子はスーツ。女子は水着(冗談、冗談(笑(なんてね、寒いか・・・。)))



という突っ込むことすらためらわれるようなことが書いてあったのを覚えている・・・。


つーかなんで、カッコの中にカッコがあるんだよ・・・。数学かっ!


って結局つっこんだけど・・・。


「入学式の会場はこっちだよっ!」




村治の案内で体育館へ向かう・・・。


不可思議学園の校舎はおかしな形をしている・・・。校舎は全部で四つの建物からなり、


きれいな円柱形をしたふたつの寮塔、そしてそのとなりに一方は大きく湾曲した、


もう一方はまっすぐ横に広い校舎がある・・・。


俺の説明不足のせいで、この学校の校舎の形は読者の皆さんには想像できていないと思うが、


この校舎を上空から見ると、ちょうど「!?」の形になるのだ。


入学式が行われる体育館は、その「!」の、上端にあたる。


はいると、すでにたくさんの生徒が並んでいた・・・。


「うわっ、すっげ・・・。こんないるの・・・?」


「僕の努力の甲斐あってね・・・。」


「え??」


村治の言葉に俺は驚愕した・・・。


「まあ、俺がスカウトしたのはたったの50名だけど・・・。君はそのひとりだよ・・・。」


「え・・・。うそ・・・。」


「ほんとだよ。でなきゃ、『ムラムラじじい』なんて、どぎついハンドルネームつかってないよ。

おかげで僕のことを覚えていない人は50人中ひとりもいなかった・・・。」


不可思議学園登校初日・・・。


不可思議なことはまだまだいっぱい起こりそうです・・・。