「ねぇ~え、ちょっと聞いてよ。」
「うん?どないしたん?ユッキー?」
このギャルっぽい口調の女の子はうちのクラスの麻芽 雪(あさめ ゆき)。ホラー作品愛好会の
部長。よくあたしたちをホラー映画に誘いに来るけど、怖いから断っている。
「またゲンゴロウの奴にけんかフッかけられてさー。」
「ああ、むかしから、科学者と霊能者は相性悪いからな・・・。」
「霊能者ったってうちは単なる『ホラー作品愛好会』よ。別に霊体験とかいっこもないし。
なのにゲンゴロウの奴、世の中にケミカルで語れないことなんてなーい何て言って・・・
そのまま言い争ってたらさ。これ・・・。このテープに幽霊を映してこいって・・・。無茶
言われて・・・。」
「で、引き受けてもうたん?」
「・・・そう・・・。」
「あはははは、ほんまユッキーはけんかっ早いなあ。」
「笑い事じゃないって!ゲンゴロウの奴、怒らせたら面倒くさくて仕方がないんだから・・・。もし、
このままなんの収穫もナシやったら・・・。ああ、もう!!考えただけで!!」
「というか…。要は相談に来たんだよね?ユッキー?」
「え・・・・。ばれた?」
「いや、最初っからそのつもりで聞いてたんだけど・・・。」
「そうなの・・・? 七音も?」
「うん・・・。」
「ありがと~。もう、一生の友達や!!」
「で、どうすればいいの?」
「まあ、いちおう作戦は立ててあるのよ!ゲンゴロウ相手にしよう思ったらそれなりに策は練らないと!
そういうわけだから、放課後、うちの部室に来てくれる?」
「オーケー。」
そして、その日の放課後・・・。
「ユッキー、来たで。」
「あー、ありがと。ふたりとも。」
え・・・。え・・・・・・・。
「あ、あのー・・・・。これ・・・なに?この本格的な・・・?」
「降霊術よ。」
「ゆ、ゆゆゆゆゆっきー・・・、ひとつ確認したいんだけど・・・。まさかモノホン撮るつもりじゃ・・・。」
「そのまさかよ!!」
え・・・・。えええええええええええっっっ!!!!