小説製作所 FELLOW'S PROJECT REBEL

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毒と毒姫⑪

 

 長い夜が明けた。
 長い長い夜だった。
 明転した視界の中で、彼女は顔を真っ黒に塗りつぶして夫のもとへと麻袋をふたつ持って帰った。ひとつは大切そうに抱きかかえ、もうひとつは地面を引きずらせて血なまぐさい液体を滴らせる。黒い川を流しながら舞い戻ってきた彼女。夫はそれを冷たい抱擁で迎えた。

「あなた、スカーレットが。スカーレットが――――」

 うわごとを呟く彼女。
 夫は優しく彼女の背中をぽんぽんと叩き、こう言った。

「大丈夫だ。今から生き返らせるんだろ。その手筈をお前はやり遂げたじゃないか」

 手筈。彼女がぶら下げている血なまぐさい異臭を放つ麻袋のことだ。その中身が何なのか、すぐにわかった。
 あの夜、彼女が犯した凶行は、一匹では治まらなかった。いいや、治まるはずがなかったのだ。娘とともに殺されるはずだった猫を助けるはずが、その猫は一匹残らずどろどろの肉塊になった。他でもないその娘の母親によって。

「すぐに始めましょう」

 大きな窯のある部屋へとふたりは移動した。試験管やフラスコ、それらをつなぐ硝子管。本棚に収められた大量の書物。そこは研究室のようだった。
 本棚から一冊、背表紙の青い書物を取り出し、彼女は呪文を唱える。
 差袋から出された少女の美しい死体は氷漬けになった。

「スカーレット、大丈夫よ。すぐに生き返してあげるから」

 死んだ娘に悲しい瞳を投げかける父と母。娘には美しいまま永劫のときを生きてほしいと、ふたりは冷凍魔法を施した。
 ここまでなら美しい悲劇的な寓話だろう。
 しかし、そうはならなかった。
 窯にはすでに赤黒いどろどろの液体がぐらぐらと煮立ち、あぶくがはじけるとともに異臭を蔓延させていた。かつて猫だったそれを、変わり果てた猫の残骸を、ふたりは顔色ひとつすら変えずにかき混ぜ続けた。

「これでスカーレットが蘇れば……」
「ああ。皆が幸せになれるさ」

「街では身体が真っ黒になる病気が流行っていて、沢山の死者が出ているわ」
「労働力や兵力が不足し、政は混乱の一途だ。
 すべて、死だ。死は業や徳に関連無く無差別に人の命を奪う。我々人類の敵は死だ。これが完成すれば、我々は死を克服し、未来永劫の繁栄を約束される」

 身体が真っ黒になる病気。奇妙な病だ。

「黒死病、ペストのことね」

 雷雷が呟いた。ペスト、たしか世界史の授業かなにかで習った記憶がある。中世に大流行した感染症だ。

「中世は不浄の時代よ。窓からごみが投げられてごみ溜めができ、貴婦人は花畑に糞尿を垂れた。その不浄を喰らってネズミが繁殖し、そのネズミがペストをもたらしたの。
 街には、死が溢れていた。死は人の心を蝕んだ」

 死は人の心を蝕む。感情を失った虚ろな表情で、ひたすらに赤黒い鍋をかき回すふたり。かつて猫だったそれに。その猫を娘が可愛がっていたことに、もう何も感じなくなってしまったのだろうか。
 やがて、その赤黒い煮汁は絹でこしとられ、液体成分は小瓶に収められた。「無理よ」、彼女がかつて涙ながらに断った命を創る魔法の手順は、いとも簡単に成し遂げられてしまった。

「これで、きっと。きっと――――」

 成功したというのに笑顔を浮かべるものはいない。観衆である俺たちはおろか、当事者のふたりでさえ無の表情を浮かべていた。

「人は追い込まれると、正しい方向が分からなくなる。それがたとえ事態を離れた人間から見て明らかに間違っていても、当事者はそれが唯一の正しい方向だと妄信する。たとえそれで身を亡ぼすことになろうとも。それに恐怖も感じない。
 ――――あたしは、それをうんざりするほど見せつけられたよ」

 雷雷は涙がこぼれないように見上げながら語った。
 もうふたりは、間違いに気づくことなく、間違い続けるしかないと言うのか。

 小瓶の中身は、クマのぬいぐるみの腹を部分を裂いて出てきた白い綿にしみ込まされた。やがてぬいぐるみはひとりでに動くようになり、裂けた部分から赤黒い血を流しながら歩いた。

「おか……あさ……ん」

 ぬいぐるみから声がした。紛れもないスカーレットの声だった。

「スカーレット、私が分かる?」

 彼女はぬいぐるみに向かって尋ねた。

「お母さん……、なんで。な……で……。エイミーを、みんなを殺しちゃったの?」
「――――それは」

 思わずうつむく彼女。ぬいぐるみは尚も続ける。

「お母さん。教えてくれたよね。命はみんなひとつしかないから、大切にしなさいって」
「……」

 尚も彼女を責め立てる。

「お母さん。言ったよね。命を創る魔法なんて創ったら、みんな命を大事にしなくなるって」

 彼女は耳を押さえ、肩を震わせた。

「お母さんは、それを……。それをしてしまったのよ。みんなみんな殺しちゃったのよ! な……で……。なんでっ!」
「だって猫なんかより、あなたの方がずっと大切だものっ! 猫はもともと魔導の研究で殺されるから、何の情も感じなかったわ! でも、あなたは……。あなたはっ!」

「――――命を大切にしない、お母さんなんて大っ嫌いだっ!」

 もとの少女の身体よりずっと小さくなってしまったぬいぐるみの身体。だが、その声は大筒を鳴らすように静寂を切り裂いた。
 娘のために黒猫を殺した母親は、すべてを娘に否定された。

「そう……、命を創る魔法は失敗したのね」

 彼女はぬいぐるみと目線を合わせるために屈んでいたところから、むくりと立ち上がる。両の眼からは涙を流していた。

「魂を宿らせるところまで行けば、身体を取り戻す工程まで行けるのに……。失敗だわっ」
「お母さん……。もう、やめようよ」
「やめないわ。だって、あなた。スカーレットなんかじゃないもの!」

 彼女のその言葉が聞こえたとき、頭の中にあの声が蘇った。

『じゃ……ない。こんなの唯じゃないっ』

 胸が張り裂けるくらいに痛む。
 次に何が起こるか、俺には分かった。
 彼女は命を創る魔法を手にした瞬間に、娘を代替えの効くものにしてしまった。代替えのない娘を取り戻すために、娘をもう一度創った瞬間、娘は代替えの効くものになった。その娘に否定されたとき、彼女はそれを受け入れず、次の代替えを産むことを選ぶようになってしまった。

「お母さ……ん……?」

 彼女は再び刃を手に取り、膝から崩れ落ちてぬいぐるみを見下ろした。その刃にはまだ赤黒い血がべったりとついており、あの凶行に使われた代物であることが見て取れる。

「あなたはスカーレットじゃないから、私を否定できるのよ。私の、私のスカーレットを返してっ!」
「違うよ。お母さん、あたしだよ! ねぇ、お母さんっ!」
「黙って! あなたはスカーレットじゃないっ! 私が蘇らせていいのはスカーレットだけ! あなたは、邪魔ものなのよ!」

 彼女はスカーレットが変わってしまったとでも思っているのか。
 俺たちからすれば、変わり果ててしまった者は誰なのか。それは火を見るよりも明らかだった。
 そしてまた凶行は繰り返された。
 その振りかぶった一撃は俺の胸にも抉りこむようだった。息を失う前、ぬいぐるみは悶えながら言葉を漏らした。

「お願い。お母さん。もうやめて。もう生き返すのも殺すのも終わりにして。――――もとの、優しいお母さんに戻って……」

 その願いは聞き入れられず、俺たちの前でその凶行のプロセスはループ再生のごとく繰り返された。回を追うごとに彼女の頬はこけ、美麗だった容姿は肉を搾り取られたようにやせ細っていった。
 ぬいぐるみは動いても言葉を発しなくなった。
 回を重ねるごとにその魔法は、完成から離れていくようだった。まるでスカーレット自身が蘇生を拒んでいるようだった。尚も彼女は、自分が進むべき方向がそこにしかないかのように凶行を繰り返し続けた。

「こんなのスカーレットじゃないっ!」
『こんなの唯じゃないっ』

 声が重なって聞こえてくる。
 声質は気味が悪いほど似ている。いや、あの声は……まさしく。

 俺は蘇生魔法によって生き返らされて、その失敗作があの零とかいう俺に似た化け物で。
 だけど――――、目の前で彼女が娘を殺めたとき、その娘には明らかにかつての記憶があって。じゃあ、俺も。俺もあのとき。
 考えてはいけないと思いながらも、俺は自分の思考を止めることができなかった。
 もし、もし――――零が見せた生きたぬいぐるみが殺されるあの記憶が、俺から切り離された存在のものではなくて、俺自身のものだとしたら。
 俺は、俺は――――、母親に殺された?
 何度も何度も、母親に殺された? 蘇らせては殺された? 俺を、母親が? それが、俺が記憶の中で探し続けた母親? 木枯鏡花だと?

『唯じゃないっ! こんなの唯じゃないっ!』

 唯じゃない。母さんはなぜ、そんな言葉を俺に浴びせて、俺を殺したんだ。俺もまた、代替えの効くものになったのか。俺が代替えの効くものって、なんだ? いったいどういうことなんだ。俺は、なぜ。俺は何を以って俺なんだ。

『唯。お前がこの世に生きているということ自体が、間違いなんじゃ』
『……、唯。すまない。お前は、生まれてはいけない存在だった。――だからせめて、痛みを感じることなくここで死んでくれ。世界のために』

 呪われた思考の回廊の中で、自分を責める声だけが頻りに響く。
 零も俺がいなかったら生まれなかったし。俺を産んだ魔法は、まさしく世界を破滅に導くものだった。

「俺は、生きてちゃいけないのか……」

 ぼそりと呟いた。その瞬間、頬を激しくぶたれた。

「ちょっと、雷雷っ!」

 赤毛の女が雷雷をなだめようとする。雷雷は荒い息を吐きながら、地面に伏した俺を見下ろしていた。

「いてて……」

 その青い目には、怒りが見て取れた。

「――――どいつもこいつも、勝手に自分の存在を否定してんじゃねえよ!
 考えたことあんのかよ。勝手に自分が間違ってるなんて思いこまれて、いなくなられた側の気持ちをっ! お前が死のうがどうだっていいよ。そんときはお前の心臓いただいて晴れて普通の人間にでもなってやる! 
 だけどよ、お前には、お前が消えてほしくないと思ってるやつくらいいるんじゃねえのかよ! そいつのために生きなきゃいけないんじゃねえのかよ!」

「でも俺は、俺は――――」

 言いかけてそこで詰まった。
 目の前で俺を諭しているのは、ナイトウォーカー。魔力によって創られた人造人間。彼女らだって、その言葉には苛まれている。

「自分が生きていることが間違ってる? んなのこっちだって一緒だっ! それでも、あたしは、あたしたちは、死んだりなんかできないんだよっ! あたしを、あたしたちを死なせてくれない奴らがいるからだっ。
 お前にだって、そんなやつのひとりやふたりくらい、いるはずだろっ」

 それでも生きなくてはいけない。
 俺を。俺を死なせてくれない奴らのために。
 そのとき、声が聞こえた。

『木枯くんに魔法の才能だとか関係ないっ! 木枯くんは、木枯くんなのっ! あたしの大好きな、ヒーローなのっ! 信じろ、バカっ!』
『木枯くんの世界は、木枯くんが生きていることが正しいんだから、それでいいの。あたしも、それがいい』

 そうだ。俺には、自分を引っぱたいてくれる人がいる。
 俺には親友もいる。父親も。あと、病的な執着を俺に示す妹も……。それに俺はなぜここに来た。妹を助けるためだったはずだ。そのために美月の制止も振り切ってここに来た。
 俺は、俺は――――

「ありがとう、雷雷。おかげで目が覚めたよ」
「ちょっとはいい男になったかもね。唯。じゃなくて、むっつり」

「いや、今言い直す必要あった? なかったよねっ!」

 立ち直りもう一度、雷雷と握手を交わした。
 そこで最悪な記憶は幕を閉じ、俺たちを閉じ込めていた世界は正体を現した。――――ただのなんにもないだだっ広い空間だった。景色は真っ白でもやが立ちこめている。まさに、無が広がっているような光景。空気の味も、温度も匂いも、そこにはなにもない。

「……、ここ。結界の中ね」

 三井名が口を開いた。俺たちを包み込むこの世界に心当たりがあるようだ。

「読める。ということは、ここは魔導植物の中。強力な結界を発する魔導植物。いや、ユグドラシル。その体内に世界を持つとされる魔導植物の最大種」

「――――ご名答ね。ここは世界樹、ユグドラシルの体内があたしと共鳴してできた空間」

 もやの向こう側から足音が聞こえる。
 その足音の主は、白いもやに影を落とし、その影の中から現れた。金色に輝くたおやかな長い髪を生やした、洋人形のごとく美しいその容姿。

「あ、明日華なのか……」

 姿かたちはまさしくそうだ。
 しかし、声色や目つきがどうも不穏だ。あの見るものの心を穏やかにさせるような純粋さが、目の前の少女からは感じられない。
 感じるのは、あの凶行を犯した母親から感じた、言いようのない冷たさだ。

「それは、あなたがあたしの生霊に付けた名前ね」

 生霊。目の前の少女は、自分にそっくりな明日華のことをそう呼んだ。

「魔力の高い人間に強い精神的負荷が加わると、感情が分離し、それが独立して別の魂を生じることがあるの。明日華は、あたしの中の“自由に生きたい”と願う心が集まってできた存在。魂を分かつ魔法、パッチワークソウル」

「お前が明日華でないことは分かった。明日華はどこだ?」

 雷雷が問いかけると少女は腹を抱えてあくどい笑みを漏らした。

「あっははは。言ったじゃない。明日華はあたしの生霊よ。明日華もこのあたし、スカーレット・ホーエンハイムの一部に過ぎないの」

 スカーレット。少女は名乗った。記憶の中で馬車に轢かれて死んだ少女の名前を。その異様な冷たさを放つ、あくどい表情は、あの記憶の中で見た姿からも変わり果てている。 

「あなたたちには、お世話になったようだけど。残念」

 スカーレットは俯き、右手を挙げる。
 すると根元から植物の巨大な蔓が延びて、雷雷の首を捕まえて締め上げる。

「雷雷っ!」

 安奈がすぐさま怒りに任せて突進するが、スカーレットが左の手を翳すと爆風が吹きすさび、安奈の身体は小枝のように転がった。

「お礼だけは言っておくわ。ありがとう。でもね――――、あたしの一部分だけがあなたたちに可愛がられて幸せを手に入れましたとか。とんだ不公平だわ」

 スカーレットは雷雷を解放せず、ゆっくりと歩き始める。彼女が歩くところはゆっくりともやが晴れた。そこにもうひとり、スカーレットと同じ姿をした少女が転がっていた。
 そう、訪ねていた明日華はこっちだ。

「あたしは、あなたたちが見た記憶に七百年もの間縛られ、呪われた永劫の時を過ごしたっ! そんなあたしの苦しみも知らないで、もうひとりのあたしがのうのうと生きているだと。ふざけるなっ!」

 明日華はゆっくりと目を開けて起き上がり、スカーレットと目を合わせた。屈み合わせのごとく、同じふたり。だが、明日華が持っていた純粋さは、スカーレットからは感じられない。スカーレットはそれが恨めしいと言わんばかりに顔を歪める。

「明日華。お前は、あたしとひとつになるんだよ」
「明日華っ、逃げろっ!」

 雷雷が締め上げられながらも声を出す。しかし明日華が逃げまどう先にスカーレットが立ちふさがり、明日華の胸ぐらを掴んだ。

「あたしがあたしから逃げられるわけがないだろっ!」

 そして、脳の奥を抉るような勢いで明日華の瑠璃色の瞳を覗き込む。
 その眼を見ては駄目だっ。俺はそれを察知して明日華のもとへと走った。

「お前は関係ないだろっ!」

 スカーレットは明日華と自分を囲うようにドーム状の結界を放ち、触れるものを吹き飛ばした。地面に転がされた俺。ここに来て、今まで感覚のなかった世界のくせに痛覚が俺の身体を蝕んできやがる。身体じゅうが痛い。

「どいつもこいつも、明日華に肩入れするのか。気に喰わないっ!」
「気に喰わないのはこっちよ」

 動けないでいる俺の前で、見覚えのある武器が宙を舞った。
 巨大なくの字型のブーメランだ。それはスカーレットの身体に大きく喰いこみ、殴り飛ばした。それとともに魔力が解けて、明日華も雷雷も解放される。
 スカーレットは、口元を手で押さえ、ぺっぺっと唾を吐いた。

「お前……、もうくたばったかと思ってたのに。いったいどこにそんな力が」

「そんなものなくたって、あたしは。あたしはっ! お兄ちゃんさえいれば、最強なのよっ!」

 地面に落ちたブーメランを拾い上げ、そいつはにかっと笑った。
 明らかに痩せこけた頬、がくがくと震える身体でやっと立っているというのに。

「ふ、風香っ」
「遅いじゃない。もう待っていられないかと思ったわ。お兄ちゃんっ」

 

<おまけSS その99>
風香「どう、お兄ちゃん! 今回のあたし、すっごいかっこ良かったでしょ!」
唯「それはそうと……。お前なんでそんなに痩せてるんだ?」

風香「あいつが、あのスカーレットとかいうやつがあたしの養分を搾り取ったのよ!」
スカーレット「それはあの父親が勝手にやったことだ。あたしに非はない」

風香「うるさい! せっかくBカップまで成長したのに返しなさいよ!」
スカーレット「お前はちょっとくらいシリアス出来んのかっ!」

<おまけSS その100>
風香「はい! パッチワークソウル今回は記念すべき50話ということで、おまけSSもついに100回突破でーす! いぇーい!」
雷雷「というか、あんたが祝うの?」
風香「一応あたしも準レギュラーよ。そっちこそ、噛ませ犬三人組じゃない」
雷雷「誰がかませ犬三人組だ!」
明日華「まあまあ。せっかくだから。皆で祝おうよ」
雷雷「まあ、そうだな……。ってあれ? 三井名はどこ行った?」
安奈「いや、それがまた新刊の発売日とかで……」

雷雷「いや、だからなんでそっちを優先するんだよ!」