物忘れ・ど忘れ。
誰しも経験があると思います。
また、酔っぱらった時に同じ話を繰り返す、なんて人もいますね。
でもそれが単なる物忘れではなかったとしたら?

若年性アルツハイマー病

新しい記憶から徐々に失われていく病気で、現在の医学でも進行を抑えることしかできない不治の病。
そんな病気と診断された、広告代理店で営業部長を務める50歳のサラリーマンが主人公。

荻原 浩
明日の記憶 (光文社文庫)


思い出したいのに思い出せない。
まるで今までの自分が消えていくようだ。
今後、どうなってしまうのだろうか。
この先、自我までをも喪失してしまった後は・・・。
仕事の事。妻の事。未来への不安。苦悩し葛藤する。
そして・・・。

通勤本とするには少し重たいテーマであったが、そこは荻原浩先生である。
伏線を散りばめながら、時にはユーモラスに、時には切なくも物語が進んでいく。
読者をぐいぐいと物語世界に引っ張っていくのは流石である。

そう云えば、この作品は何年か前に映画化されている。
確か寺尾聰さん主演だったと思ったが・・・。
公開当時は観なかったので、DVDを買った。

東映
明日の記憶


おっと。渡辺謙さんが主演だったよ(汗)。
今度の連休中か、正月休みにでも観ようと思う。
それまでは原作をもう一度読んでいよう(笑)。