自分を変えようと思ったけど変えられないとき
- 何かを変えようと決意したとき
- 間違いに気づいて改めようと思ったとき
- 新しく何かを始めようと思ったとき
そんなときに邪魔になるのは
「自分はこういうキャラじゃない」
「急にこんなことしたら変だと思われる」
「間違っていたと認めたくない」
そういう心理的なブレーキ
そんな時に思い出したいのが「君子は豹変す」という易(えき)の言葉
「君子は豹変す」は、辞書的な意味では「君子は過ちをすみやかに改め、善に移ることがはっきりしている。」という意味です。
わかりやすく言うと
まず「君子」というのは聖人君子のようなイメージです。釈迦やキリストや老子や孔子のような、いわゆる「すばらしい人」のことですね。
「豹変」の意味は人の態度や主張などが急にがらりと変わること。
豹変というと現在では良くないほうへ変わる意味で使うことが多いですが、豹変は本来は良いほうに変わる意味で用いられていた単語です。
聖人君子のような人は、自分の過ちを認め、豹変する(すぐに変われる)。
「もっとこうしたほうがいい」というのがわかたっとき
「あ、自分のここ間違ってたな」と気づいたとき
「でもそんな急に態度変わったら変に思われるな」
「自分のイメージと違うし」
というように、他人の目やこれまでの自分自信のイメージを気にしたりせず
より良くなることは、まるで豹変したようにすぐに変われる。
気づいたらすぐに変わることができたら、人は短期間でもすごく変わると思いませんか?
昨日と今日で変わり、1週間もあれば大きく成長する。1ヶ月前とは別人のようになる。そんな状態が1年2年と続けば、たとえ今は普通の人でも、1年後にはすごいことになれますよね。
そして、心理的なブレーキがなければ、すぐに変われると思いませんか?
逆に普通の人はまわりの目を気にしたり過去の自分のイメージを変えられないから、態度や考え方を変えることができなかったりします。
また、急に態度を変えるとまわりから「どうしたの?」などと言われ、違和感を覚えてすぐ辞めてしまったりします。
自分は「変わろう」と思っても相手はそんなこと知らないから、急に変われば「何?どうしたの?」となります。けどそういうのは「一時的な気まずさ」です。
それを避けていたらいつまでも変わることができないですよね。
これを知ったからってなかなかすぐに豹変できるものではありませんが
「心理的なブレーキをとっぱらえば一気に変われる」
「豹変するのは悪いことではないんだ」
「気まずいのは一時的」
というのを知っているだけで、変わろうというタイミングで意識するだけで、知らないより成功確率はかなり上がり、結果が違ってくると思います。