【2024年2月24日】
 
近江国の一之宮である建部大社を参拝。
 

 

鳥居を潜り、主祭神であるヤマトタケルの伝説を紹介する案内板を観ながら参道を抜けていくと、神域への玄関にあたる神門に到着しました。

 

 

大きな提灯の下がった神門を抜け、

 

 

まっすぐ伸びる参道の奥には、拝殿とその前に立つ大きな御神木があります。

 

 

今から1300年ほど前、建部大社が近江国一之宮に定められると、一夜で三本の杉が生えてきたと伝わっています。

 

この三本杉は御神木とされ、神社の神紋としても使われています。

 

 

手前にある拝殿(祈祷所)と、その奥にある本殿は屋根で繋がっています。

 

 

 

 

本殿の前には賽銭箱が2つ、鈴を鳴らす紐は3本も下がっています。

 

この奥には「本殿」と「権殿」という2つの社が並んで建っており、

 

 

本殿には主祭神である「軍神」ヤマトタケル、

 

権殿には「縁結びの神」大己貴命(大国主命)が祀られています。

 

 

ヤマトタケルの「開運厄除け」と大己貴命の「縁結び」。

 

どちらの御利益も私には大事なので、しっかり両方の賽銭箱に投じ、祈願しておきました。

 

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平安時代末期。

 

平治の乱に敗れ、京都から伊豆へと流される事になった源頼朝は、その途中に建部大社に立ち寄りました。

 

古くから武神として熱い信仰を受けてきたヤマトタケルに源氏の再興を祈願した頼朝は、後に平氏打倒を果たし、見事に願いを成就させます。

 

そこから建部大社は出世開運・大願成就の御神徳がある神社として広く知られるようになり、境内には「頼朝公の出世水」と呼ばれるパワースポットがあります。

 

 

 

脇には蛇口もあり、ちゃんと水質調査の検査表も掲示されているので、飲み水として持ち帰る事が出来ます。

 

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拝殿の左側にも、願いを叶えるためのスポットがあります。

 

 

大小の白い石が積まれていて、

 

 

「願い石」と呼ばれる大きい石を家に持ち帰り、願いを書いて毎日願掛けをします。

 

そして、願いが叶った時には、

 

 
こちらに返納すると、本殿にて安泰祈願をしてくれるそうです。
 
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奉納する絵馬にも少し変わった形のものがあって、
 

 

琵琶湖の名産・瀬田シジミの形をした「ね貝叶う絵馬」。

 

 

 

願い事を書き、蓋をして奉納します。

 

 

 
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拝殿の左右には多くの摂社・末社が並んでいます。

 

 

それぞれの社に、ヤマトタケルの両親や妃、子供、遠征に付き従った家来達が祀られています。

 

 

そんな摂社の中で一番大きいのが「大野神社」。

 

 

建部大社が作られる以前から、この地域の地主神だった草野姫命が祀られています。

 

 

建部大社を参拝した人の多くが本殿に続いて必ず訪れる神社と言われていて、縁結びの御利益がある神様とされています。