(枚岡神社①の続き)

 

 

大阪府東大阪市にある「河内国一之宮」枚岡神社に参拝。

 

拝殿での参拝を終えた後、拝殿の脇に納められている絵馬を見ると、

 

 
ニコニコ笑顔の画が描かれていました。

 

これは枚方神社で行われる特殊な神事「お笑い神事」に由来しています。

 

 

毎年12月のクリスマスの時期、境内のしめ縄を掛け替える時に合わせて、参拝客全員で一斉に20分間、ひたすら笑い続けるという「お笑い神事」。

 

日本神話の「岩戸隠れ」の時に、主祭神である天児屋根命が祝詞を上げ、神々が笑いながら宴をあげたところ、その騒ぎが気になった天照大神が閉じこもっていた岩戸から姿を現したという伝説から、この「お笑い神事」が行われるようになったんだとか。

 

 

一年に起きた様々な事を笑い飛ばし、厄落としをするというのが、何となく大阪っぽいな~と勝手に思ってしまいますね(笑)。

 

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本殿・拝殿の左奥へと歩いていくと、

 

 

摂社の若宮神社が建っていました。

 

こちらに祀られている天忍雲根命(天児屋根命の御子神)は、日本神話において神々が地上に降臨した時、天上界から水を運んできた事から、水と農業の神様として信仰され、古くから枚岡の水神様とされてきました。

 

摂社の奥にある「出雲井」では、生駒山から湧き出た御神水が泉となっています。

 

 
こちらの御神水は、摂社の前に突き出ている筒から誰でも汲めるようになっています。

 

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飲むのは少し怖かったので、手だけ洗っておきました。

 

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さらに奥まで進むと、

 

 

もう一つの井戸「白水井」がありました。

 

 

こちらの水に触れると、目の病が治ったり、母乳の出が良くなると伝わっています。

 

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末社である「一言主神社」に祀られているのは、その名の通り「一言主神」。

 

 

言葉を司る神様で、小さな「一言願札」に一言、願い事を書いて納めると「一願成就」してくれる神様です。

 

 

お札に願いを書いたら、札から勾玉をくり抜いてから納めます。

 

願いが叶うまで勾玉を持ち歩き、願いが成就したら感謝を込めて勾玉も奉納。

 

私も一言願札を書いてみたかったのですが、お礼参りに改めて訪れるのが面倒に感じたので断念しました。

 

こういう面倒臭がりな奴は、そもそも願いが叶いません(笑)。