(弥彦神社②の続き)

 

 

拝殿への参拝を終え、弥彦神社の境内をウロウロ巡ってみました。

 

【御神木】

 

 

古代、御祭神である天香山命が弥彦の地を訪れた時、持っていた椎の木の杖を地面に突き立て、「ここが永住の地に相応しいなら、きっと芽を出して繁茂するだろう」と告げたそうです。

 

そこから生えた芽は大きな樹となり、神社のシンボルとなりました。

 

 

明治時代末期、境内の多くを焼いた火事によって太い幹だけの姿になってしまいましたが、すぐに新たな芽が出て、元通りの姿に戻ったと伝わっています。

 

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【重軽の石】

 

他の神社でも見られる「力石」の一種ですね。
 

 

願い事を唱えてから、こちらの石を両手で抱え上げてみます。

 

軽かったら願いは叶い、重く感じたら成就は遠い。

 

 

持ち上げられたかどうかの腕力の問題ではなく、「重く感じたか、軽く感じたか」という感覚が大事。

 

私も試してみたところ…思っていたよりも簡単に持ち上げてしまいました(笑)。

私が念じた願い、叶えばいいなぁ。

 

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【鹿苑】

 

神様の使者とされている鹿たちが飼われている庭園がありました。

 

 

奈良時代に編纂された「万葉集」には弥彦神社の事を詠んだ歌が2首収められていて、そのうちの一首に鹿が出てきます。

 

伊夜彦(いやひこ) 神の麓に 今日らもか

鹿の伏すらむ 皮服着て 角附きながら

 

 

 

 

 

鹿苑の隣には、大きめの部屋が並ぶ鶏舎がありました。

 

 

古くから日本人との関わりが強い存在でありながら、絶滅の危機にある在来種の「日本鶏」を保護するため、こちらで多くの品種が飼育・保存されています。

 

 

どこかで見た事のある種類から、おそらく初めて見る種類まで色や体形は様々。