かつての日光街道の宿場町を巡り、御宿場印を集めるシリーズ、第6弾です。
第五宿だった「杉戸宿」があったのは、現在の埼玉県北葛飾郡杉戸町。
江戸時代の史料によると、街道沿いに本陣1軒、脇本陣2軒、旅籠屋46軒が並んでいたそうです。
第四宿「粕壁宿」のあった春日部駅から東武スカイツリーラインに乗り、3駅隣。
この駅があるのは杉戸町と隣接する宮代町ですが、すぐ近くを流れる川を渡れば杉戸町。
元々、この駅も明治時代の開業時には「杉戸駅」でしたが、昭和56年に東武動物公園が開業した時に改名しています。
今回は御宿場印を入手する前に、かつて宿場町のあった辺りを歩いてみました。
杉戸宿の街道沿いには古民家が多く残っているそうですが、私が今回歩いた本陣跡付近は現代の建物ばかりで、ほとんど古い建物を観る事は出来ませんでした。
そこに江戸時代に何があったのか、街並みからは分からないので、道標や案内板を見ながら想像するしかありません。
街道沿いには町を守る鎮守社が何社かあり、その一つが神明神社。
私が歩いた範囲で唯一見た古い建物が、こちらの「角穀跡」。
ちょうど角にある米穀問屋なので「角穀」。
ここから近くを流れる利根川を使い、江戸と取引を行っていたようです。
現在は個人宅なので、敷地内への立ち入りは出来ません。
道標には様々な場所が書かれていますが、その大半は現在、銀行や商店などに変わっています。
かつて大名などが宿泊していた「本陣」は、門だけ残っていて、
こちらも現在は個人宅なので、遠くから写真を撮る事しか出来ません。
ふらふらと街道を歩き回った後、、街道に沿って流れている大落旧利根川へ。
江戸時代には水量も多く、人や荷物が盛んに行き交っていた旧利根川。
その流れを辿りながら向かったのが、
御宿場印を入手できる観光案内所。
室内に入ると、とにかく目に入ってきたのは、杉戸町の応援サポーターを務める女性アイドル「ババババンビ」。
リーダーの岸みゆちゃんが杉戸町に縁があるそうで、様々な媒体で杉戸町の魅力を発信しています。
ファンから見れば、ここも聖地の一つなんでしょうね。
杉戸町のマスコットキャラクター「すぎぴょん」より、ババババンビの方が占めている面積は広いです(笑)。
ババババンビの写真を撮りつつ、本来の目的である御宿場印も忘れずに入手しました。
まだまだ日光街道の先は長いのですが、今月中に、あと三か所くらいは巡れたら…。