ここ最近、日本各地の五重塔、三重塔を巡っている私ですが、今回訪れたのは、地元である埼玉の寺院にある塔。
あまり歴史的建造物があるようなイメージの薄い埼玉ですが、一応、あります(笑)。
我が家から電車を乗り継いで約40分、埼玉高速鉄道の「戸塚安行」駅へ。
いつも埼玉スタジアムに行く時には使っている埼玉高速鉄道ですが、スタジアムとは逆方向に乗るのは、おそらく初めてかな?
ネットで調べた時には、駅から徒歩10分と書いてあったはずが、道に迷って30分ほど徘徊。
というか、寺院の入り口が分からず、寺院の周囲を半周して、ようやく到着です。
歩くのに疲れ果て、写真もピントが合いません(笑)。
こんな季節に汗だくになりながら辿り着いたのは「西福寺」。
埼玉県川口市にある真言宗の寺院です。
平安時代の弘仁年間(810~824)、弘法大師が国家鎮護のために創設したといわれる西福寺。
そんな古刹の境内に三重塔が建てられたのは、江戸時代の西暦1693年。
徳川三代将軍、家光の長女である千代姫によって奉建されました。
国指定の文化財、ではありませんが、県の有形文化財に指定されています。
立派な三重塔です。
見た目だけなら、国の重要文化財も、県の指定文化財も変わりません(笑)。
塔の高さ23メートルは、県内に残る木製建築物では最も高いそうです。
かつては、塔の横に櫓を建てて、頂上まで参拝客を登らせていたそうですが、文化財としての価値を考えたのか、単純に危険だったのか、現在は廃止されています。
これまでは、日本各地の塔の中から、
・江戸時代以前に建てられたもの
・国から国宝、重要文化財に指定されているもの
こちらを中心に訪れてきましたが、今後は県指定文化財、市指定文化財の塔も視野に入れ直して訪問しようと思います。