三連休の最終日。
愛知県の三河地方まで、塔巡りに行ってきました。
まずは、東海道新幹線で豊橋駅に向かい、そこからJR飯田線に乗り替えて、豊川駅へ。
豊川といえば、
「日本三大稲荷」の一つ、豊川稲荷が有名。
という訳で、駅の中も外もキツネばかり。
しかし、今回訪れた三明寺は、豊川稲荷とは駅を挟んだ正反対の方角にあります。
豊川駅から徒歩5分ほどで到着。
入口にある鳥居を見ると、一瞬、神社かと思ってしまいますが、ここは寺院。
すぐ目の前に、お目当ての三重塔がありますが、まずは本堂に向かいます。
小雨が降っており、表面がツルツルして滑りやすい太鼓橋を越えていくと、
三明寺が開かれたのは西暦702年。
飛鳥時代ですから、かなりの古寺ですね。
曹洞宗の寺院で、御本尊は千手観音ですが、本堂に祀られている弁財天の方が有名。
地元では、「三明寺」よりも、別称の「豊川弁財天」の方が広く知られているそうです。
本堂内には弁財天像を安置する「宮殿」があり、国の重要文化財に指定されています。
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さて、肝心の三重塔ですが、
室町時代の西暦1531年に建立された三重塔。
高さ14.5メートルで、比較的小さめの塔です。
一層目、二層目が和様建築であるのに対し、三層目だけが禅宗様になっているのが特徴。
細かい建築の差は分からなくても、屋根を見ると、三層目だけ反り具合が大きいです。
やっぱり、天気が良い時に撮影したかったなぁ。
こういう古い塔は、青空を背景にした方が映えますよね。
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今回、豊川稲荷には行かなかったものの、
稲荷寿司は、しっかり食べてきました。
豊橋駅で購入し、帰りの新幹線で食べようと思いましたが、待ちきれずにホームで完食。
濃い目の味付けゆえ、一気に7個食べると、ちょっと胸焼けが(笑)。