静岡県で最も古い仏塔とされているのが、油山寺の三重塔。
この塔が最初に建てられたのは、西暦1190年。
源頼朝が眼病治癒のお礼に寄進したといわれています。
ちょうど鎌倉幕府が出来た頃ですね。
しかし、戦国時代、今川氏vs武田氏の争いの中で焼失。
現在残っている三重塔は、桃山時代から江戸時代にかけて再建されたもので、『桃山時代の三名塔』の一つに数えられています。
屋根の反り具合といい、全体のバランスといい、見ていて飽きない美しい塔ですね。
高さ23.8メートル。
塔内には、弘法大師が作ったといわれる大日如来像が安置されています。