2018年最初の名古屋日帰り旅。

 

最後に立ち寄ったのは、

 

 

尾張四観音の一つ、荒子観音

 

もちろん、門の向こうに見える多宝塔が目的です。

 

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名古屋 →→(あおなみ線) →→ 荒子

 

 

荒子観音の最寄り駅、荒子駅に到着した時点で、もう夕方の4時過ぎ。

 

公開時間が午後5時で終わってしまうので、ちょっと焦りながら駆け付けましたが、何とか午後4時半過ぎに到着して、無事に拝観出来ました。

 

一般的には「荒子観音」として広く知られていますが、正式名称は「浄海山圓龍院観音寺」。

 

 

正確な建立時期は不明ですが、寺に伝わる伝承によれば、奈良時代の西暦729年に開かれたという歴史の古い寺院。

 

 

大きな山門も、長い歴史を経ているように見えますが、実は大正時代に再建されたもの。

 

 

どこからでも自由自在に出入りできますが、これだけ立派な門があるなら、下を潜らない方が不自然というもの。

 

敷地に入り、すぐ左手に建っているのが、

 

 

西暦1536年(室町時代)に建てられた多宝塔

 

名古屋市内に現存している、最も古い建築物なんだそうです。

 

高さは、約14メートル。

 

 

いい感じに差し込む夕日に照らされる多宝塔。

この夕刻に訪れた時にしか見られない、味わい深い姿です。

 

 

下層には御本尊である釈迦・多宝の二仏が祀られており、内壁は極彩色に彩られ、天井には蓮花が描かれているそうです。

 

 

 

多宝塔を建てた大工棟梁は、熱田の名工である岡部甚四郎。

 

熱田神宮の宮大工である岡部一族は、尾張・三河地方で多くの名建築を残しています。

 

 

 

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最後にお参りした本堂は、西暦1576年(室町時代)、この荒子出身の武将・前田利家によって再建されたもの。

 

 

荒子で生まれ育った前田利家は、この寺の近くに荒子城を構えていました。

 

後に越前に領地を与えられ、加賀藩主となった利家ですが、ここが菩提寺となっています。

 

 

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