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(「偕楽園 好文亭を見学」から続く)
水戸偕楽園の南にあるのが、水戸を代表する湖である千波湖。
現在でも大きな湖ですが、江戸時代には現在の3~4倍の広さがあって、水戸城の水堀の役割を果たしていました。
昭和になってから大部分が埋め立てられ、現在は水戸の市街地となっています。
湖岸には多くの鳥が。
コガモとか、
ハクチョウとか、
コクチョウとか。
色々な鳥が気持ち良さそうに泳いだり、歩いたりしています。
今回、千波湖を訪れたのは、これらの鳥を観るのが目的ではありません。
春の穏やかな陽の光に輝く湖面を眺め、
日々の生活で疲れた心を癒したり、
失恋で傷ついた心を癒したり・・・
そんな癒しを求めてきた訳でもありません(笑)。
今回の目的は、千波湖の湖畔にある2体の銅像を見る事。
1体目は、駐車場の近くにある、こちらの銅像。
水戸藩9代藩主、徳川斉昭と、その息子である七郎麻呂の像です。
幕末の徳川家では随一のカリスマ性と政治能力の持ち主だった斉昭。
その七男として生まれた七郎麻呂は、父の作った藩校・弘道館で教育を受けながら、若い頃から才能を発揮して、将来を期待される存在となっていきます。
父・斉昭からは厳しく礼儀作法を叩き込まれたそうで、眠る時には首の両脇に刃物を並べられ、寝返りを打てないようにして、寝相の悪さを矯正されたそうです。
その教育の賜物か、着実に成長していった七郎麻呂は、後に徳川幕府15代将軍、そして江戸時代最後の将軍となった徳川慶喜となります。
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もう一つの銅像は、湖岸の広場の中心に、千波湖を眺めるように立っています。
この姿を見ただけで、日本人の多くは、誰の銅像だか分かるかもしれませんね。
「水戸黄門」こと、水戸藩2代藩主、徳川光圀の像です。
水戸市内には多くの水戸黄門像がありますが、ここの銅像が一番大きく、台座も含めると5~6メートルくらいの高さはあるでしょうか。
私も初めて見た瞬間、思わず「デカイ・・・」と呟いてしまいました。
この像の前に立って記念写真を撮る人も大勢いましたが、像の全身を収めるような構図に苦労していたようです(笑)。
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