世界中を旅しながら

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幸せの種まきを目指している

筆遊旅人 Kei です。http://tabi-iki.com/

 

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屋久島の旅、6回目(最終回)です。

 

2泊3日の旅、

3日目は観光ではなく

急遽”屋久杉玉磨き”

することになりました!

 

私が以前ガイドのなーやさんの

ワークショップで磨いたものを

他の二人が見て

自分たちも磨いてみたい、と

言ったからです。(^O^)

 

 

 

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屋久杉・・・

 

そういう固有種の杉があると思っていました。

 

でも違うんですね!

普通の杉は樹齢が500年ほど。

それが屋久島では1000年を超す杉があり

そんな樹齢1000年を超す

ご長寿の杉のことを

”屋久杉”と呼ぶそうです

 

◎どうしてそんなにご長寿なのか?

 

それは土地に関係しています。

 

屋久島は花崗岩でできた島で

大地にあまり栄養分がありません。

 

ですから1年に育つ速度が

他所の土地の杉より遅いのです。

 

年輪を見るとわかるのですが

4年に1㎜程度の成長。

一般の杉の年輪と比べるととても細いのが

わかります。

 

◎年輪の幅が狭いとどうなるか?

 

抗菌殺菌作用成分のある樹脂が

その目の細かい部分に凝縮されるために

腐りにくくなるのだそうです。

 

ということから屋久島の杉はご長寿なんですね!

 

そんな屋久杉、

簡単に手に入るものではありません。

 

江戸時代には屋久島は薩摩藩の管理下、

明治以降は政府の管理のもとに置かれ

木々は国有林となっていました。

 

昭和40年代ごろには

その伐採が最盛期を迎えたと言われています。

が、1993年島が世界自然遺産に認定されると

国は屋久杉を伐採することを禁止しました。
 

(2001年伐採完全終了、

2019年倒木等の競りも終了。

現在はかつて切られ野放しになっている

屋久杉は製品加工に使用していいとのこと)

 

なーやさんの屋久杉玉は

伐採された屋久杉そのものではなく

 

上流から流れて海岸にたどり着いた

流木の中から屋久杉を見つけ出し、

それを数年かけて自然乾燥させ

そこから様々な形に削り出しているのです。(*_*;

 

 

国の伐採がなくなったことで

流れてくる流木も少なくなり

段々手に入りにくくなっているとか。

 

流木の全てが屋久杉ではありません。

この中から香りをかぎ分けて

屋久杉を見つけるのです!

 

言わばお宝さがし!!

(素人では見分け、匂いかぎ分け無理!)

image

(屋久杉は立っている状態では

匂わないのですが樹皮を剥いだ状態だと

よい香りがするのです。)

 

ワークショップの玉の原型になるまでに

どれだけの

自然の年月と人の労力

あったことでしょう!

 

そんな屋久杉玉を

前夜宿で選ばせてもらいました

 

もうその屋久杉の香りがすごくて

匂いフェチの二人は大興奮!!

 

面白いことに

原木が違うと

玉の香りも違うのです!(*ノωノ)

 

形で選ぶか、匂いで選ぶか・・

 

夜のうちに決められず

当日朝に再びお気に入りを決めて

出発しました。

 

どこへ???

 

玉磨きだから屋内に籠ってするのかと

思っていたらなんと!!

 

とても素晴らしい場所に案内してもらいました。

 

クリスタル岬!

 


空港から近い場所なのですが、最高の場所!

お天気が良かったので

海はコバルトブルーに輝き

岩場はかつてみたことのない岩肌で、

所々キラキラしていました。

 

そう、クリスタルの小粒が輝いてる感じ!

実際場所よっては

小さな水晶が採れるそうですよ。

 

太陽がきらめく下で

一所懸命に木片を磨きました。

 

工程には

 

0次元から7次元までの段階があるのですが

 

0次元が一番大変!

(紙やすりの種類で次元が変わります)

 

玉は大きくても時間がかかって大変だし

小さすぎても磨きにくいので大変です。

 

私はそれが分かっていたので

無難な形をチョイスしてました。

 

前回は室内で気が付きませんでしたが

太陽光の下ですると

木目(年輪)が分かりやすく

作業がしやすかったです。

 

0次元ではなかなかOKがでなくて

一体どこがダメなのか皆

「わっからへーーんん!!」と

言いながらひたすら磨いて約1時間。

ようやくOKが出て次の次元へ。

image

磨いている最中は無心・・

あの幸絵先生も言葉少な目・・

 

(↑幸絵先生の玉からオーブのようなものが出限!
額のあたりに注目!)

 

一番最初に仕上げたのは幸絵先生で、

余裕が出てきてからは再び口が動きました!

 

なーやさんに島生活のエピソード等を

聞きながら、途中海亀を見下ろしたり

上空に見える飛行機を眺めたりして

約4時間はあっという間に過ぎ去りました。

 

出来上がったのはこんな感じ。

世界に一つだけのオリジナル!

 

(左が1次元くらい、右が仕上がったもの)

 

自分で磨いた分だけ愛着も沸きますし

実際どういう過程を経て

自分の元に来たのかを考えると

その貴重な一玉に感激します。(*'▽')

 

数千年かけて育った屋久杉の分身を

100年かけて1㎜くらいしか育たない

水晶(クォーツ)結晶のできる岩場の上で磨く・・

 

悠久の時、自然のすごさを感じます。

 

良い「氣」を放っている玉は

常時身につけているといいそうです。

何かあって心がしんどい時

握りしめたりその匂いを嗅いで癒されるのも

いいと思います。

 

 

今日もありがとうございました!

 

 

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