「子どもに任せています。」
保護者の方から、よく耳にする言葉です。
もちろん、その考え方自体を否定するつもりはありません。
自分で考え、自分で決め、自分で行動できる子どもに育ってほしい。
それは私たちも同じ願いです。
近年、教育の世界では「主体性」や「自由」が大切だと言われています。
私たちも、その理念には共感しています。
しかし、日々子どもたちと向き合う中で感じることがあります。
それは、
子どもたちは自由を与えられながら、自由を扱う力を十分に身につけていないことがある。
ということです。
自由とは、好きなことを好きなようにすることではありません。
自分で考えること。
自分で決めること。
自分で行動すること。
そして、その結果を受け止めること。
そこまで含めて自由です。
だから自由には責任が伴います。
そして責任を引き受ける力の土台にあるのが、「自立」だと私たちは考えています。
自立とは、自分のことを自分でできること。
言われなくても準備ができること。
やるべきことから逃げないこと。
うまくいかなくても人のせいにしないこと。
そんな力が育って初めて、本当の意味で自由を手にすることができます。
自立していない子どもに自由だけを与えれば、それは教育ではなく放任になってしまいます。
だからフェリースFCでは、自由を先に与えるのではなく、自立を先に育てます。
挨拶をする。
時間を守る。
道具を大切にする。
仲間を思いやる。
自分のことは自分でやる。
当たり前のことを当たり前にやり続ける。
その積み重ねが、自立につながると考えているからです。
私たちは、
「自由だから頑張る」のではなく、
「頑張れる人間だから自由になれる」
と考えています。
自立した人間にこそ、本当の主体性が宿る。
自立した人間にこそ、本当の自由が与えられる。
フェリースFCがサッカーを通して育てたいのは、上手な選手だけではありません。
自分の人生を、自分の力で歩いていける人間です。

