コップに半分の水が入っています。
それを見て、もう半分しかないと思う人もいれば、まだ半分あると思う人もいます。
同じコップの水なのに、見方次第で全く違う感じ方ですよね。
人に対しても同じです。
例えば、朝出勤中に乗っている電車が止まってしまったとします。
止まった電車の中で、5分、10分と経過していきます。
「遅刻だ〜 最悪だ〜 朝からついてないなあ」と思う人もいれば、
「焦ってもしょうがないから、ゆっくりと読書でもしよう、続きが気になってたんだよね。」と思う人もいます。
同じ状況なのに、考え方次第で全く違う感じ方になります。
そう、あなたの気分はあなた次第なんです。
例えば、隣にブスッとした人がいます。
あなたは気にかけて、「どうしたの?」と声をかけます。
ブスッとした人は、ブスッとしている理由を答えるでしょう。
「朝、電車が遅れたせいで大遅刻。上司には怒鳴られて最悪だ。」と。
そこで、嫌な上司だねと相手に同情したり、一緒になって上司の悪口を言ったりしてはいけません。
ちょっと待った!! 悪口を言い合う事で、意気投合して、前より、仲良くなれる。
しかも悪口言ってスカッとしてストレス解消にもなって、いい事だってあるじゃん。!!
いいえ、 相手に合わせても良いことなど一つもありません。
こういう場合は、「そうなんですね。」 「大変でしたね。」などと答えて、相手の気分に同調しないことが大切です。
ネガティブな相手に合わせると、同じ現実が自分の周りにも現れてきます。
相手は相手、自分は自分です。 相手に合わせる必要はありません。
相手の気分は、相手がコントロールするもので、
自分の気分は、自分でコントロールするものです。
では、もし、あなたが遅刻して、上司に怒鳴られたら、どうしますか?
そんなに大声で怒鳴らなくても、、と思うかもしれません。
怒鳴られたことに対して、落ち込むかもしれません。
でも、電車の中で、気になっていた本 の続きが読めてラッキーだったとか、
帰りに美味しいスイーツ 買って帰ろうとか、
今夜は薔薇 の香りのお風呂 にゆっくり浸かろとか、
気分が良くなるように考えることはできるんです。
もう一度言います。あなたの気分は、あなた次第なんです。
起こってしまったことに対して、いつまでも悔やんだり、落ち込んだりしていても、過去は変わりません。
それよりも、自分が少しでも良い気分になるように、考えましょう。
今の自分の心の状態が現実を作り、今、考えてることが、未来にを作っていくのです。
これからは、相手の気分よりも、自分の気分を大切にしてみませんか?