最近、開設した新Blogでは上記の「開放性」「公平性」「透明性」というキーワードを標語にしています。
そのことはサイト上の「ガイドライン」でもBlogの運営方針として強調しております。
私にとってBlogを運営するということは、仕事でもなく、趣味でもなく、イノベーションを起こすための手段です。
大企業の研究開発分野に所属せずに、単なる(しがない)小役人である私がイノベーションを起こすためには、目的・目標を共有する民間企業・団体の関係者など、それぞれが保有する情報やノウハウ、知識といった知的資産の情報編集をすることしか能がないわけです。
でも、私のプロジェクトに関わったことがある人は御存知とは思いますが、その情報編集の過程では、情報の足し算だけをするのではなく、足し算と引き算の両方をしながら、掛け算でレバレッジをかけて、想像もつかないようなアプローチを仕掛けるのが、私の得意とするところです。
ポイントは、掛け算でレバレッジをかける時。
ここでは、私自身が保有する情報やノウハウ、そしてネットワークをフル活用します。
この情報やノウハウ、ネットワークは何もせずに蓄積されるわけではありません。
冒頭に掲げた「開放性」「公平性」「透明性」をポリシーとして、日々、行動し、情報発信しているからこそ、様々な情報や御縁がもたらされます。
もし、これが「閉鎖的」「不公平」「不透明」であれば、誰も関わろうとしたり、応援しようとしたりはしないだろうと思います。
これは私自身が肝に銘じていることであると同時に、私が関わる人々にも同様であってほしいと思うことでもあります。
立場や意見が異なることは多々ありますが、それを率直にぶつけ合うところから、相互理解や共感が始まります。
相互理解や共感なくして熱さは生まれないし、熱さが生まれなければ、イノベーションは始まりません。
行動し、考え、情報発信し、共感の輪を拡げ、そして再び行動する。
このサイクルの延長線上にこそ、イノベーションがあります。
地域の閉鎖性や閉塞感を打破するに当たっては、行動も重要ですが、思考を深め、それを情報発信して、共感を拡げることがもっと重要であり、そのためには、世界中にアクセス可能なWebのポテンシャルを活かさない手はないと思います。
この重要性を再三指摘してきましたが、可能性を秘めた新しい様式よりも、効果に乏しい古い様式を習慣的に選択し、惰性に流されるのが人間なんだろうな、というのが垣間見えました。
新しいことに挑戦するのではなく、旧来のスタイルを続けるのであれば、それは私の目標ではないので、取り組んできたプロジェクトも間もなく終結させようと思います。