2011年10月4日。

 

コスタ・ルミノーサによる西地中海クルーズ旅行の途中、リスボン港に立ち寄った際に、オプションツアーでジープに乗りました。

 

”OFF-ROAD AT THE EDGE OF EUROPE”というツアー名称で、約4.5時間のツアーを一人当たり62€(≒8000円)で申し込みました。

 

シントラ山脈のオフロードをジープで突っ切って、ユーラシア大陸最西端のロカ岬を目指すというもの。

 

バスでもなく、タクシーでもなく、ジープで。

 

しかも、整備された道路ではなく、自然の中で現地の空気感を感じながら、ちょっとした冒険感覚で目的地に向かう体験の新鮮さを味わいました。

 

当時の感覚や記憶が鮮明であったため、南薩地域でミニジープによる観光事業の話を聞いたとき、単なる移動手段ということだけでなく、体験観光としての大きな可能性を感じました。



 

ミニジープそのものの面白さだけでなく、ミニジープでないとアプローチできないスポットを発掘することにより、「点」ではなく、「線」や「面」の展開が可能になるのではないかという期待感もあって、事業主からの相談に事あるごとに応じてきました。

 

これまで開聞観光案内所に拠点を置いて運営されてきたのですが、最近、山川港近くに新たに拠点を開設したという話を聞いて、この連休を活用して、遅まきながら、行ってきました。

 

これまで「道の駅山川港 活お街道」まではよく足を伸ばしてきたのですが、ミニジープの山川拠点は、道の駅から更に港側に走ったところにあるガソリンスタンド跡を利用したダイニングカフェ「SHICHIHOU」にあるため、このようなカフェがあることを認知せず。

 

店頭にこんな感じでミニジープが並んでいるので、道なりに行けばすぐに気付くかと。



 

カフェ自体もハワイアンメニューを中心に提供しており、地元メディアにも何度も取り上げられたため、若者が多く店に立ち寄っており、道の駅とは違った客層を形成しています。

 

ミニジープのレンタルだけでなく、釣り体験もできるということで、カフェが若者向けレジャー拠点になっています。



 

ミニジープの拠点が山川港にできたことにより、大隅半島を結ぶフェリーを活用することにより、大隅への観光アプローチも可能になります。

 

そして、山川港と鹿児島空港との間には一日8便のリムジンバスが通っています。

 

ということは、県外の観光客が鹿児島空港から山川港にアプローチして、そこから南薩地域や大隅半島への観光に乗り出すことも不可能ではなくなるということ。

 

新しい旅行や観光のスタイルに関する提案の仕方ひとつで、鹿児島における観光のポテンシャルはまだまだ広がると思います。

 

そのポテンシャルを広げるために、事業主からは新たな相談が寄せられています。

 

私の知見や経験、人脈でどこまで課題解決につながるかは不明ですが、目標設定をして、実現に向けた課題整理をするところまではしっかりとサポートしていきたいと思います。