今月は出張が多い月で、現在も、東京の某所においてブログを更新しています。

 

今月出張が多いのは私だけでなく、ある部下はベトナム(ホーチミン)に、ある部下は北海道へ出張するよう指示して、現地のマーケティングや関係者とのネットワーキングの強化を図るよう努めさせています。

 

春は人事異動で、秋は各種行事で、冬は事業結果の取りまとめで多忙なため、じっくりと腰を落ち着けて、事業プランの見直しやアイディアの創出に努めるのは、気候的には厳しいものの、夏が最適と考えています。

 

逆に言えば、夏にいい加減な過ごし方をしてしまうと、秋以降の事業進捗や新規事業の考案などに遅れをとってしまう可能性が大です。

 

「何の目的もないのに出張しても良いんですか?」と質問をする部下もいますが、「無駄になるか、ならないかは自分次第」と回答しています。

 

大きな目標を達成するためには、一朝一夕ではない時間を要するとともに、そのプロセスにおいて、人脈であったり、知識・情報は不可欠です。

 

その目標達成に向けて、担当者本人にロードマップを意識させた上で、必要となる人脈・知識・情報を得るための行動は何でもありだと思っています。

 

出張前に、担当者本人に対しては、「今回の出張で目指すべき成果」や「意見交換や交渉で相手方に提示する情報の範囲や内容」などを十分に認識させますが、それ以外のことは、基本的に自由放任です。

 

私自身も、30代においては、理解のある上司に恵まれたこともあり、自分自身で出張目的や到達目標を整理し、事業のPDCAを回しながら、比較的自由に出張を認めてもらえるような経験を積みました(年間に15回東南アジア出張をした経験もあります)。

 

その経験やそこで培った人脈が40代になって、非常に大きな財産になっていると感じます。

 

なので、目を血走りさせながら「費用対効果はあるのか?」と短期的視点でみりみりと詰めるのではなく、その出張による教育・投資効果という中長期視点での意義を重視して、「オフィスで机上の空論を描くのではなく、現場での事実や情報を積み上げて、『リアル』な政策を考えろ!」と、私も部下も現場に向かいます。