プロジェクトの目標を明確にしたら、何を達成するのかを念頭にプロジェクトの開始から終了までをシミュレーションする必要があります。

 

そのシミュレーションを、プロジェクトメンバーで共有できるようにするために「プロジェクト計画書」を作成する必要があります。

 

プロジェクト作成手順は次のとおり。

 

  1. スコープ定義:目標実現に必要な成果物などの明確化
  2. WBS作成:成果物などの詳細化
  3. アクティビティ定義:成果物作成に必要な作業などの明確化
  4. アクティビティ順序設定:成果物作成、作業手順の明確化
  5. 必要資源と期間の見積り:各作業実施に必要な資源と期間を見積り
  6. スケジュール作成:目標実現までの作業スケジュールを作成
  7. コスト見積り:目標実現までに必要なコストを算出
  8. その他計画策定:調達、品質、リスク、体制などを検討
  9. プロジェクト計画書の完成
プロジェクト計画書の作成に当たっては、それを完成させることが大事なのではなく、プロジェクトの目標実現のために何に注意すべきで、どこに不確定な部分があるかを皆で考え、共通認識を持つこと。
 
人間一人の予測能力や洞察力には限界がありますが、プロジェクト・メンバー全員で多面的かつ多角的にみることで、プロジェクトの注意点や落とし穴を事前に察知することができるようになります。
 
 

注)以下はプロジェクト・マネジメントの基本書でもあるPMBOKの日本語版と英語版です。最近、第6版が発刊されましたが、私のブログでは第5版の内容に基づいて記述しています。