先月、イタリア行きのルフトハンザ航空の機内にて観た映画。

 

12時間近いフライトだったので、何か面白そうな映画はないかと探していたら、とても刺激的なタイトルが・・・。

 

カニバリズム(人肉食)を想起させるため、ホラーか、サスペンスかと思って観てみましたが、内容はまさかの「高校生恋愛ストーリー」(笑)

 

40歳代のオッサンは見事にタイトルに釣られたとさ。

 

膵臓がんで余命幾ばくもないが外向的で溌剌とした女子高生が、内向的な読書家のクラスメート男子を振り回しながら、お互いに成長・変化していくという物語。

 

単なる恋愛ストーリーでないのは、主人公が癌の王様である「膵臓がん」に侵されているということ。

 

これ以上の物語の展開、結論については、興味ある方は映画を観てほしいと思いますが、40歳代のオッサンは映画鑑賞後に原作小説を購入して、読んでみました。

 

映画の中では主人公を取り巻く登場人物として、クラスメートや母親が出てくるのですが、父親は登場しません。

 

40歳代のオッサンとしては、二児の娘を持つ身として、「もし娘が癌だったら・・・」という部分に感情移入してしまい、原作小説で、ひょっとしたら父親が出てくるのではないかと期待しましたが・・・父親の存在は皆無

 

タイトルに釣られて、映画も観て、原作小説まで読んだ私。

 

マーケティングにおいて、消費者にAttention(注意喚起)するのって大事だなということを身をもって学びました。

 

ついでに映画のエンディング曲で流れるMr.Childrenの『himawari』は、歌詞が映画のストーリーを反映しているので、映画がお気に召した方は是非御視聴ください。