前稿では利害関係者とのコミュニケーション能力の重要性について御紹介しましたが、では、利害関係者とは一体どのような人々が該当するのでしょうか。
利害関係者は、プロジェクトにおける役割によって、以下のように分類できます。
- プロジェクト・オーナー:独自の成果を得るためにプロジェクトを発足させ、必要な資金などを提供する人や組織のこと。「スポンサー」という言う場合もある。
- プロジェクト・マネジャー:プロジェクトのマネジメントに責任を持つ人のこと。
- プロジェクト・チーム・メンバー:プロジェクト・マネジャーの指示に従い、プロジェクトの目標(成功基準)達成に向け、各種作業を行う人のこと。
- プロジェクト・チーム:プロジェクトのマネジメントや作業に直接的に関与する人達のこと。プロジェクト・オーナー、プロジェクト・マネジャー、プロジェクト・チーム・メンバーで構成。
- その他ステークホルダ−:プロジェクトの成果を利用する人たち、プロジェクトの実施を間接的に支援する人たち、プロジェクトの実施により何かしらの影響を受ける人たちのこと。
プロジェクト開始前に、何人のステークホルダーが存在していて、それらの人たちに対する説明や協議、交渉の内容やタイミングを事前にイメージすることが円滑なプロジェクトの進行では重要になります。
注)以下はプロジェクト・マネジメントの基本書でもあるPMBOKの日本語版と英語版です。最近、第6版が発刊されましたが、私のブログでは第5版の内容に基づいて記述しています。
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