Macbook Airの購入に当たって、同PCを使用して、どこでもデータ通信ができるように、MVNO(仮想移動体事業通信者)であるmineoの5GBのデータ通信コースを申し込みました。

 

残ったデータ通信量については翌月にも繰り越せるので、毎月(5+α)GBのデータ通信が、2000円足らずで満喫できるのは魅力的です。

 

かつてはD社やA社が寡占状態で5000円を超える価格設定であったのと比較すると、MVNOが誕生したことにより、価格競争を通じた低価格が実現している状況です。

 

よくよく考えてみると、この状況は航空業界のFSA(フルサービスエアライン)とLCC(ローコストキャリアー)との関係に類似しています。

 

通信事業者側で、APN設定やデータ移行等のサービスを行って、利用者は端末を受領したら即使用可能である大手通信事業者のサービスは、誰でも利用しやすいですが、その分店舗運営費用やスタッフ人件費等が、毎月の利用料に転嫁されて月額使用料は高めです。

 

これに対して、MVNOはリアル店舗なんて存在せず、インターネットで必要事項を記入したら、郵送でSIMカードが送られてきて、SIMスロットにカードを挿入したら、APN設定は自前で行い、各種問い合わせも全てメールでという感じで、使用者側に一定程度のITリテラシーが必要とされる分、余計なサービスが省略されて、低コストを実現しています。

 

どちらが良い悪いではなく、安心感や利便性を求めて高コストを負担するのか、それとも、基本サービスだけで付加サービスを省く代わりに低コストを実現するのかの違いで、選択の自由があるということは、やはり資本主義の良いところだと思います。