ふるさと納税を絶賛した記者による、礼賛記事第2弾。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47779
この記者は、10億円の寄付金を集めた佐賀県・嬉野市の現状を次のように紹介しています。
10億円を超える寄付金を集めた嬉野市だが、「いただいた寄付金の使い道をどのように有効に活用していくかが今後の課題です」(嬉野市・坂田千夏主任)と、まだ新たな財源として、これまでに着手できなかったような事業に充てる、といったことはできていない。
ここに、ふるさと納税の問題が集約されているような気がします。
すなわち、安定的な収入として計算できないので、中長期の投資的資金には向かないということです。
その結果、どのようなこと起こるか?
「今後は集まった寄付金を使って、嬉野市にもっと人が来てくれるようなイベントなど、交流機会を作る事業に充てていきたいですね」(嬉野市・坂田主任)
持続可能な事業というよりは、短期的にしか人を呼び込めないイベントに資金が向かい、時間のかかる産業振興や人材育成という事業には資金が回らなくなります。
このような現状なのに、以下のようにふるさと納税が万事オーライと評価する記者にとっては、やはり結論ありきの記事なのでしょう。
まだ、「ふるさと納税」で集まった寄付ならではの、特別な使い道は行われていないようだが、各自治体が重要と位置づけている事業にしっかりと活用されている。返礼品の過激な競争ばかりが目につくが、それを受け取った自治体では、地域にとって大切な事業に活用されている。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47779
この記者は、10億円の寄付金を集めた佐賀県・嬉野市の現状を次のように紹介しています。
10億円を超える寄付金を集めた嬉野市だが、「いただいた寄付金の使い道をどのように有効に活用していくかが今後の課題です」(嬉野市・坂田千夏主任)と、まだ新たな財源として、これまでに着手できなかったような事業に充てる、といったことはできていない。
ここに、ふるさと納税の問題が集約されているような気がします。
すなわち、安定的な収入として計算できないので、中長期の投資的資金には向かないということです。
その結果、どのようなこと起こるか?
「今後は集まった寄付金を使って、嬉野市にもっと人が来てくれるようなイベントなど、交流機会を作る事業に充てていきたいですね」(嬉野市・坂田主任)
持続可能な事業というよりは、短期的にしか人を呼び込めないイベントに資金が向かい、時間のかかる産業振興や人材育成という事業には資金が回らなくなります。
このような現状なのに、以下のようにふるさと納税が万事オーライと評価する記者にとっては、やはり結論ありきの記事なのでしょう。
まだ、「ふるさと納税」で集まった寄付ならではの、特別な使い道は行われていないようだが、各自治体が重要と位置づけている事業にしっかりと活用されている。返礼品の過激な競争ばかりが目につくが、それを受け取った自治体では、地域にとって大切な事業に活用されている。