昨日は、『新・観光立国論』の著書であるデービッド・アトキンソン氏の講演を聴講しました。

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同氏の著書については、私は1月のイタリア旅行前に読んでいて、文化財が豊富なイタリアにおける観光施策を観る視点を養った上で、Facebook上に日本の文化観光との比較論を述べさせていただきました。

昨日の講演は、著書に沿った内容でしたが、現時点での日本のインバウンド潜在力は5600万人、そして、2030年の目標は8200万人と、なかなか刺激的な数値を挙げて、政府目標の低さを嘆いていたのが印象的です。

私の仕事の絡みからいえば、それらの数字を前提とした場合に、空港や航空路線などの交通インフラをどのように整備するのか、ということを想起しました。

現時点でも、都市部のホテルが満員状態が続く中では、国内のインバウンド向けインフラが十分とは言えず、今後のインバウンドの趨勢を見極めたうえで、必要な投資を行っていく必要があります。

世界市場の動向と需要の見込みを適切に分析した上で、必要な施策を考えていかなければならないと考えています。


デービッド・アトキンソン 新・観光立国論/東洋経済新報社

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