指に留まる光は虹色に輝き目映くて。
ひとりになり落ち着きを取り戻した私は───涙を堪えるのに必死です。
身の丈に余る素敵な場所で、飾らないまっすぐな言葉。
ありがとう、というと、
何が?と返す。
恥ずかしさの裏返しだと私は知っているよ。
プロポーズは女の子にとって大事なんでしょ?
きちんとしないとね!
もう結果は見えている。
それでもそうして、きちんとけじめをつけてくれる。
その彼の誠実さが、優しさが、心底嬉しい。
パリッとスーツに身を包んだ彼の後ろに広がるは、華やかな新宿の夜景。
静かにジャズが流れる中で、それは行われました。
完璧すぎるシチュエーションに、二人で照れ笑い。
頭を掻く彼。
きちんと向き合い目を合わせ。
赤い頬はワインのせいにしておこう。
そうして、今までの指輪をはずして、婚約の証を填めて戴きました。
女の子なら大抵思い描くであろう、プロポーズ。
私の場合は、素敵なホテルの一室で、二人きりで。
生涯忘れ得ぬ、素敵な思い出となりました。
大切に想われているというのは、何て幸せな事なのでしょう。
与えられた幸せを、優しさを、返すことの出来る人になろう。
12月某日、PHTのsuiteroomにて。
私たち、婚約いたしました。
