猫の流産 | 大橋動物病院(幸手市)のブログ

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動物取扱業登録 第71-0132号

 家で1匹出産した後に外に出てしまい、翌日瀕死の状態で帰ってきたという若い猫。胎児が産道に詰まって腐り、ウジがわいていました。猫は安心して産めるところを探して隠れてしまうことがあります。

お腹の中の赤ちゃんも死んでいると思われ一刻も早い手術が必要です。麻酔をして産道の胎児を取り出し、ウジとハエの卵を洗い落とします。

妊娠中の子宮ごと摘出します。

茶色の腹水がたまり悪臭がします。幸い子宮に穴は開いていないようです。

お腹の中を何度か洗浄して・・・

縫合します

手術の夜。麻酔の醒めも遅くフラフラでぐったりです。

2日目。まだ体の自由が利かない感じです。

今日3日目。やっと普通の猫らしくなりました。もう大丈夫でしょう。動物だから安産というわけではなく、出産はどんな生き物も命がけです。

幸手市 大橋動物病院