日本人の主食であるご飯は毎日の食事に欠かせない食べ物ですが、中には食べ過ぎてしまっている方も多いようです。
そこで今回は『ご飯の食べ方や摂取量』についてご紹介します。
ご飯の重さクイズ
「回転寿司に行ってお寿司を10皿(20貫)食べました。ご飯の量はどのくらいでしょうか?」
①100g
②200g
③300g
正解は、、、、、、、、400~600gです!!
なんと、③にも当てはまらないくらいたくさんの量を摂っていることになります。
栄養士が考えるご飯の普通量とは中茶碗に軽く1杯(150g)です。激しい運動をしている学生さんならまだしも、普段あまり動いていないようなサラリーマンや主婦の方で「回転寿司なら10皿くらい普通に食べちゃうな~」という方は、ご飯を摂り過ぎてしまっている可能性があります。
知って得する豆知識
ご飯の目安量
一般的なご飯料理の目安量は
・お寿司.....1貫 =約20g~30g
・おにぎり....1個 =約100g
・幕の内弁当..1食分 =約250~300g
・牛丼(並盛)..1杯 =約280g
※白いご飯は消化されやすいため、一気にたくさん食べると血糖値が急上昇し、体の糖化につながってしまいます。
糖化とは
血液中の過剰な糖分が体内のタンパク質と結合(糖化反応:メイラード反応)することで体の機能を低下させ、老化してしまう現象を糖化といいます。
人間の体のほとんどの臓器はタンパク質でできているため、糖化が進むと、例えば皮膚は固くなって弾力を失い、骨は弱くなって骨折しやすくなります。
ご飯を上手に食べるポイント
雑穀を活用しましょう!
雑穀を入れたご飯は、白飯に比べてエネルギーが少なく、さらに食物繊維が豊富なため血糖値が上がりにくくなります。
ゆっくりよく噛んで食べましょう!
地味ですが、ゆっくりとよく噛むことがとても大切です。早食いは「食べ過ぎ」や「血糖値の急激な上昇」につながります。
「お粥」や「雑炊」にしてしまおう!
水分の多いお粥や雑炊にすることでご飯の量が少なくても満足できます。
食べる順番
①野菜の多い副菜
②肉・魚・大豆製品などの主菜
③ご飯・パン・麺類などの主食
①→②→③の順番で食べることで、血糖値の急激な上昇を防ぐことができ、ついつい食べ過ぎてしまうご飯の量も減らしやすくなります。
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