桜が満開の国立天文台に伺いました。
初めての訪問です。
もともと麻布にあった東京天文台を
大正3年から13年かけて三鷹に移転し
現在に至るそうです。
移設後、三鷹で研究観測を行ってきましたが、
今では現役を退いた施設もあり、
それらは見学可能になっています。
大正10年建設の第一赤道儀室。
現在でも黒点観察ができ、係りの方が説明してくださいました。
ドイツ製の観測用望遠鏡がある別の施設。
こちらは1998年3月に引退したのだそうです。
三鷹の空も明るくなり、研究観測ができなくなったことも引退の一因だそう。
この施設内で「貴重書にみる太陽系」という展示がありました。
1540年、神聖ローマ帝国カール5世に献上された星図。(パンフレットより)
イギリスで1766年に出版された天文学書が
1770年にオランダ語に翻訳され、
それを日本語に訳したもの。
別の展示室にあった
イギリス製の小型の子午儀。
グリニッジでも大小様々の子午儀が展示してあったことを覚えています。
スノードロップが咲いていて、
グリニッジの天文台に行ったのも春だったことを思いだしました。
見学者の駐車場の近くに
旧官舎を移築した、「星と森と絵本の家」がありました。
そこでたまたま手にした本、
「海時計職人 ジョン・ハリソン」
生涯をかけて海時計を開発したイギリス人のお話で
子供向けなのでかみ砕いてわかりやすいだけでなく
しらない情報ばかりで楽しめました。
「この時の時計がグリニッジ天文台に展示されています」
とあり、そういえばあったような気も・・・
天文学は航海とも密接な関係があり、
日本では、天体観測が海軍管轄だった時代があったそうです。
かつて紅茶を運んでいた船も
星や海時計に頼っていたはず
何気なく足を運んだ天文台、
難しいことは私にはさっぱり。。。とはいえ
また小さな発見がありました
最後までお読み下さいましてありがとうございました