昨年末、明治屋の隣に新しくオープンした京橋エドグラン。
通りかかりましたら、ショーケースの中に沢山の古い時計が展示してありました。
なんとなく見ながら歩いていると、ひときわ目をひく時計が!
ヨーロッパを感じる…と思い見てみると、どうやらイギリス製のようです。
文字盤の上には、風景が描かれています。
上部の小窓から象牙の人形が見えますでしょうか。
側面も素晴らしく手の込んだ装飾が施されていました。
清の乾隆帝は熱心な時計コレクターだったそう。
イギリスからはこの様な時計や万華鏡などの珍しいものが中国に。
そして中国からはお茶や陶磁器などがイギリスに。
輸入額の方が上回り、イギリスから銀の流出が増え…。
後に、プラントハンターのロバート・フォーチュンの密入国(茶の木を持ち帰るため)や、アヘン戦争などへと繋がります。
芸術的な時計や美味しいお茶には何の罪もないですが、
そんな歴史の中で時を刻んでいたのかな、と思うと何とも言えない気持ちになりました。
偶然にもイギリスの名品に出会えてよかったです。
最後までお読み頂きましてありがとうございました
いいねやコチラ↓のクリックも嬉しいです