えんかい

2006夏 私の修行①~憧れの仕事~
から読んでくださいラブラブ

ホテルに着き、色んな書類にサインをさせられ、寮の説明とか制服のこととかの説明をうけ
『明日から本当のあなたの仕事場所に行ってもらうけど、今日はとりあえず宴会のヘルプにまわって』

っと回されたのが、上の写真の宴会場(HPからぱくってきた)


その日の予定は
①なんとかって会社の懇談会

②長野県商工会会長??みたいな人の何かを祝う会


きっと、私は誰かが丁寧に仕事を教えてくれるんだと思ってた食パンマン?

『あ、見て動いてね』

その一言のみ。

がーんビックリ


まず会社の懇談会は上の写真より小さなところでやってて、料理がひとつの箱にまとまったやつを運び、お茶をくみまわるお仕事アオキラまずね、その料理の箱、周りの人は2つ持って運べるのね。けど、どう考えたって重いの、絶対落としちゃうの汗一人、丁寧に一つずつ運びました(´;へ;`)

料理を運びまわったあと、何をしたらいいかわからないあせる周りは何かしら見つけて動いてるし・・・。一人オロオロしてました↓↓

“自分で考えて動く”

考えてみれば、小さい頃から、あれをしなさい、これをしなさいって言われてその通りに動いてきた。指示された通りにやる。きっとこれは誰でもできること。“自分で考えて動く”コレができてこそ大人なんだな・・・なんて思いました。


それが終わったら急いで会場の片づけをして、夜のなんとかを祝う会のテーブルセッティング。

テーブルセッティングってあんなに気を使ってるものなんですねすげ~

椅子の位置、テーブルの端とナイフの位置、シルバー(ナイフやスプーンなどのことをそう呼ぶ)に指紋がついてないか、グラスやお皿の位置、グラスはキレイに磨かれてないのはダメ、割り箸は少しでも木がさけてるのはダメ。几帳面じゃない私にとっちゃ全部に気を使うのはとっても大変なことでした(´∀`)つ■


コース

全部の会場設営がすんだら、ミーティング!バイトも関係ナシに集められる。夜の宴会の流れを説明され、料理の説明も、みんなメモを取り真剣に聞くメモ上の写真の会場で3人で3つくらいのテーブルを受け持つのね。そこのテーブルにコース料理を運び、お皿が空いたらさげ、飲み物の注文をうけて持ってくるってのが仕事らしい!!長野県ではお偉い方らしくって、くれぐれも言葉遣いや態度には気をつけるようにって言われたビックリお偉いさんなのか・・・ ビビル私ムンクの叫び


私は、アルバイト経験はその前の年の夏休みに1ヶ月だけ、黒猫ヤマトの受付・事務をしただけで、そして大学はアメリカに行ってて日本語の敬語を使うことなんてハッキリ言って全くないムンクの叫び 尊敬語とか謙譲語とか色々ややこしくなるとできないぃぃ(´;へ;`)

そして同じテーブルを受け持つ人に、今日アルバイト初日なんでよろしくお願いしますって言ったら

『飲食関係のバイトとかはしたことあるんでしょ??なら、そんなに変わったことはないから大丈夫だよ!接客の基本さえなってればニコニコ

『飲食関係のバイトもしたことなくって・・・・・・・』



え? あぁ、全くないの??それなのにホテル!? わかった、とにかく料理をこぼさないことビックリマークそれだけ今日は頑張ればいい!』


って言われました汗


私は、もうドキドキ。お客さんたちが会場に入りだし、ホテルの社員さん達もさっきまで冗談とか言ってたのに、一気にお仕事の顔!!ピリっとした空気が流れて、ますます私は不安あせる


笑顔で『いらっしゃいませ』といい続け、お客さんが会場に全員はいると、裏はドタバタ!

『はい、この料理はこんで!!!』

『ほら、早く!!』

みんなが裏で動き回る。アセアセ でも、会場に一歩入ったら、焦ってるそぶりも見せちゃいけない。背筋を伸ばして、優雅に歩かなきゃいけないあせる


私は自分に
『初めてなんだから、他の人達のようにできるわけがない。とりあえず笑顔で、こぼさず!!』

ってずーっと言い続け、頑張りましたグー


飲み物の注文を聞いて、お酒をとりにいって、おじさまに
『お待たせいたしましたニコニコ

と得意の笑顔で渡すと


『おぉ早いなぁ~!ありがとう!あんたいい嫁さんになるよビックリマーク


とか

『ありがとね。ごくろうさま☆』

って言ってくれるおばさま。


初めてで緊張してた私は、この言葉ですっごく楽になりました(*´・ω・`)


よくテレビとかで接客業の人が口をそろえては『どんなにきつくても、お客さんが笑顔でお礼を言ってくれると、この仕事をやっててよかったと思う。』ってことを話してて、みんな同じことばっかり言って~ありきたりのことしか言えない人だなぁ~なんて思ってたけど、ゴメンナサイガーン


本当にそのとおりラブラブ お客さんの笑顔とお礼を聞くと、疲れが吹っ飛んだ(*´・ω・`)


その日は結局10時半にあがらせてもらえ、寮につき、クタクタで力の入らない字で手帳に日記を書いた。

『きつかった。でも頑張った。今日1日でもすごく勉強になった。勇気を出して一人で来てよかった。私の選んだ道に間違いはなかった。』


明日は、ようやく私が1ヶ月間お世話になる和食レストランへパーここで私は将来の憧れの女性と出会いますラブラブ