皆さんに夢を語っていただきました。メンバー全員60歳前後の私たちのグループに26歳の男性新メンバーが加わり、
彼の夢を聞きがてら、皆さんの夢を語っていただこうと考えたのです。ですが、60前後というともう夢を叶え、ある
いは諦め?自分の得たことを普及しつつある年代。果たして皆さんに夢はあるのでしょうか。
私自身の事を考えると、今まで生きてきた中で夢は5つありました。最初の3つはいわゆる子供が持ちがちな子供ら
しい夢で自然に消えていき、叶わなかったというジレンマすら持たずに今まで来ました。最後の2つの夢は子育てが
終わってから持ち始めた現実にそぐった夢。一つは自分特有の仕事を持ちたい、ということ。この夢は本当に切実な
夢でしたが、スイスに移り住み自転車事故で怪我をしてから受けたリハビリを通してフェルデンクライスプラクティ
ショナーになった時に叶いました。
2つ目の夢は書くのが恥ずかしいですが、教会の挙式でソリストとしてアヴェ・マリアを歌うこと。これは大人になっ
てから声楽を始めた私にとってとてもハードルの高い夢でした。ですが音大にまで通わせていただき声楽の基礎から
叩きこんでいただいて何とか叶ったのです!!!この夢がずっと私を支えてくれました。
ですから私の夢は全て叶ってしまい、今これといって夢を持っていません。こういうと否定的に聞こえるかもしれま
せんが、むしろ私は夢を叶えて目下それを人々に拡散している真っ最中だと思っています。
ですが、夢を語ろうというテーマだし・・・。本当に私は夢を持っていないのだろうか、とあれこれ考えて、一つ
見つけました!!!
それは・・・私は良いコックになりたい、という夢・・・。料理は毎日の作業なので気づきにくいですが台所に立つのが
好きな人は皆そう思っているのではないでしょうか。何故なら料理は人を喜ばせることが出来るからです。自分の料
理の腕が上がって人が喜ぶことほど嬉しいことはないのではないか、と私は思います。ですので私はテレビや雑誌で
料理が紹介されると大体は目を通します。気に入れば実際作ってみます。そしてそれを家の者が食べて嬉しそうにし
ていたり美味しい!と言ってくれたりするときにささやかな喜びを感じ日々それを積み上げています。さ、今日は何を
作ろうか、明日は何を作ろうか、と楽しみにもしています。どうでしょう、皆さんはどんな夢を持っていますか?