50回目の記念となるNFLスーパーボウルは
デンバー・ブロンコスとカロライナ・パンサーズの対戦。
NFL第50回スーパーボウル
 下馬評ではパンサーズ有利の声が多いけれど、
引退が噂されるQBペイトン・マニングに花道を飾ってもらいたいとの願いも。


 個人としてはどちらのファンでもないけれど
新しい時代が始まる象徴としてパンサーズを応援していた。

 結果はブロンコスが圧倒的なディフェンス力で24対10で勝利。



 注目の新旧全体1位指名QB対決は双方ともTD無しと不発。

 ブロンコスQBペイトン・マニングは
案の定と言うか全盛期の力はもう無かった。
ペイトン・マニング
パス13/23・パス成功率56.5%・141ヤード・1 INT・QBレート56.6
被サック 5


 得点はほとんどディフェンス、
もしくはスペシャルチームがお膳立てしてくれた状態からのもの。

 得点シーンの状況を並べてみると、

・第1Q 残り10分47秒 ― 34ヤードFG (3対0)
 自陣20ヤードからドライヴしてFG

・第1Q 残り6分34秒 ― ファンブルリカバーTD (10対0)
 OLBヴォン・ミラーがサックしてFFし、
 DEマリーク・ジャクソンがエンドゾーンでリカバーしてTD


・第2Q 残り7分1秒 ― 33ヤードFG (13対7)
 WRジョーダン・ノーウッドのスーパーボウル記録となる
 61ヤード・パントリターンで敵陣14ヤードからのオフェンスとなりFG


・第3Q 残り8分22秒 ― 30ヤードFG (16対7)
 パンサーズのFG失敗により自陣34ヤードからドライヴしてFG


・第4Q 残り3分13秒 ― 2ヤードTDラン (24対10)
 OLBヴォン・ミラーがサックしてFFし、
 SS T.J. ウォードがリカバーして敵陣4ヤードからのオフェンスとなり
 最後はRB C.J. アンダーソンのTDラン

 ペイトン・マニングからWRベニー・ファウラーへの
 2ポイントコンヴァージョンパス成功


 まともにドライヴして得点したのは第1Qと第3QのFGくらい。

 勝ったからいいものの、なかなか寂しい成績。




 一方のパンサーズQBキャム・ニュートンも全く力を出せず。
キャム・ニュートン
パス18/41・パス成功率43.9%・265ヤード・1 INT・QBレート55.4
被サック 6
ラン6回・45ヤード(平均 7.5ヤード)

 パンサーズのOLはわりあい安定しており
いざとなればニュートンの走力もあるので
パスラッシュをある程度かわせるかと思ったら甘かった。


 NTシルヴェスター・ウィリアムズ、DEデレック・ウルフ、
DEマリーク・ジャクソンの強力DLが圧力をかけ続け
両サイドからOLBヴォン・ミラーとOLDデマーカス・ウェアが突破してくる。

 特にスーパーボウルMVPを受賞した
OLBヴォン・ミラーは2.5サック・2 FFの数字以上の活躍。
ヴォン・ミラー


 入団当初は上手くいかないとタオルを被ってサイドラインで座っているなど
リーダーシップに欠けると批判されていたキャム・ニュートン
(スティーヴ・スミスにも喝を入れられていた)。

 今年は自身の圧倒的なパフォーマンスもありノリノリで来て、
リーダーシップも評価され始めていたのに、
最後のほうが顔が死んでおり昔に戻ってしまった感じ。
キャム・ニュートン
 ただFBマイク・トルバートのファンブルロストや
レシーバー陣の落球なども目立ったのでニュートンばかりは責められない。




 何にせよ今回は両チームの強力ディフェンスが目立った試合で、
特にブロンコスのディフェンスは凄まじかった。

 去年が劇的すぎたのもあるけれど
せめて最期まで分からない試合にはなって欲しかったと贅沢な望みも。





 国歌斉唱はレディー・ガガさん。
レディー・ガガ
 インパクトがすごい。

 フライオーバーもしっかり決まった。
フライオーバー
 ドームでないから青空に映えるのをちゃんと見れるのがいい
(テレビ観戦なので関係ないけど)。


 ハーフタイムショーは、コールドプレイに加えて
以前も出たビヨンセとブルーノ・マーズが出演。
コールドプレイ
 コールドプレイは名前はよく聞くけど全く曲は知らない。

 久しぶりに見たビヨンセはムチムチで、ブルーノ・マーズより強そう。
ビヨンセ





 これでついにシーズンが終わってしまった。

 FA移籍やドラフトを楽しみにしつつ
早くも来シーズンが待ち遠しい。