当店では他店さんのブログとか、常に100店舗分ほどは日々チェックしてます。
その中に、いつも奇譚ない修理屋論を書いてる修理屋さん(以下A店)のブログがありまして、だいぶファンです(笑)
そのブログで、iPhone修理に使うパネルの品質についてまた別のお店さん(以下B店)とバトルが勃発してまして。
画面が割れたiPhoneの修理に使う液晶パネルは大きく分けると二種類(細分化するとややこしいので大別するとですが)
1.一層目のガラスだけが割れて液晶部分が無事なパネルの表ガラスを貼り直した「再生パネル」
2.iPhoneに適応するように他社が互換性を持って製造をした互換パネル(互換と言いながらiPhone以外にはくっつきませんので俗にコピーパネルといいます)
これは、新品の修理パーツをアップルさんが、公式プロバイダさん以外には卸さないことが理由です。
で、ほとんどの修理屋が用いているのは2.の互換パネルです。再生パネルは基本的にとても高く、公式修理より高くなってしまうこともあるからだと思います。
で、業界には再生パネルにこだわってます!というお店と互換パネルの質にこだわってます!というお店があるのです。
どっちにもこだわらない、原価が安いもの、本部の指示パーツを選ぶっていう店の方が圧倒的に多い気はしますが(笑)
まあ、パネルの品質に対する意見の違いというよりはBさんが、Aさんとこのブログから勝手に画像を引用したとこが原因な気もしますが、ワタクシが大変残念なのは、純正再生パネルにこだわってるAさんと、品質の高い互換パネルにこだわってるBさんが仲違いしてしまってる事で。
で、第三者のワタクシが思うのはどっちも悪くなくて(無断引用はダメですけど)まだまだ多い、パネルの質にこだわらないヘボ修理屋が一番悪い!ってことかと。
数多くお直ししてますと、ヘボ修理屋のヘボパネルが綺麗な作業されてたことはありません(笑)
ので、パネルの質にこだわらない修理屋は作業クオリティにもこだわらないと断言できるかと思います。
そして、全員が再生パネルを使うことは不可能だといえます。なぜならば、割れた液晶が全部再生できるわけではないですしし、再生パネルの再々生も成功率が下がります。
互換パネル使ってる修理屋が下取りに出した純正パネルを再生屋さんが直して、再生パネルにこだわってるお店に行くという流れが大半なので、どっちがいい悪いの論議自体が不毛なものだと感じています。コピーパネル使うお店が繁盛しなければ質のいい再生パネルは市場に出回りませんので。
アプローチは違えど、いい仕事をしたいと思っている修理屋同士が、バチバチやってんのは見てて辛いですねー。
当店は互換パネルの質にとことんこだわる派です。20年携帯屋やって、何万台も開通させてきた僕からすると、Apple商品に限らずスマホなんか初期不良だらけですし、メーカー純正を基準に「似てない」イコール「悪」になるという理屈はちと違うかなぁと。
安かろう悪かろうではよくありませんが、街の修理屋が公式修理より高くつくのは意味がないなとは思ってます。
下に、一例を貼ってみましたが、全部iPhone5sの明るさ設定最大の状態の写真です。
一般的に互換パネルのほうが色味が青味か黄味が強いとは言われてます。
左は当店がパーツ卸さんに特別にお願いしてご用意いただいてる互換パネルです。真ん中よりは綺麗だということは概ねご同意頂けるのではないかと。
ウチは互換パネル使ってます!って案内なく真ん中みたいな汚い色合いの画面はめられたらお客様はビックリしちゃうかもしれませんね。
コピーパネルが割れやすいということはそんなに無くて、フレームの補正やチリ合わせがちゃんと行われていない修理品が割れやすいという印象です。
データを残したい、できるだけ早く治したい、できるだけ安く治したい!なお客様にはコピーパネルは強い味方ですし、当店では発売2年以内の機種はご依頼いただきましたお客様全てにAppleケアのご加入の有無を確認して、第一選択には公式修理を必ず一旦はご案内しております。
当店のスタンスとして、Appleさんの公式修理つぽさを目指したりコンプレックスを持つのはやめようというのが根底にありますので、どうしていいのか判断がつかない!っという時もお気軽にお見積もりさせていただければとおもいます
iPhone修理のフェイズ谷町九丁目店
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