すまいるはうすへようこそ。
今回は、ゆーちゃんが通っていた幼稚園のお話です。この記事、卒園直後に一度書いていたのですが、アップ直前に消えてしまいました(泣)
卒園して半年になるので今更感はありますが、子育ての大切な記録になるのでもう一度書いてみる事にしました。いつもの事ですが、今回もエライ長いです(すみません)。ゆるりとお付き合い頂けたら嬉しいです^ ^ 。
続きの話です。
最近は、お勉強を取り入れている幼稚園が多いと思うのですが、ゆーちゃんが通った幼稚園では、月に2回英語の授業がある位で文字や数を学ぶ時間はありませんでした。でも、モンテッソーリのお仕事の中に、勉強を取り入れた教材がいくつかありました。
なぞり文字
数の計算
↑計算板を使って、数の勉強をしている男の子の後方で折り紙を折っているのはゆーちゃんです^ ^。お仕事の内容は、年齢に関係なく自分で好きな物を選んで作業します。母は、その日一日、ゆーちゃんがどんなお仕事をしたのか聞くのが楽しみだったのですが、どういう訳か、3年間で勉強系のお仕事をやったという報告をされた事は一度もありませんでした(笑)
最近は、お勉強を取り入れている幼稚園が多いと思うのですが、ゆーちゃんが通った幼稚園では、月に2回英語の授業がある位で文字や数を学ぶ時間はありませんでした。でも、モンテッソーリのお仕事の中に、勉強を取り入れた教材がいくつかありました。
世界地図の制作
国旗の色塗り
なぞり文字
数の計算
計算板を使って数の勉強をします。
↑計算板を使って、数の勉強をしている男の子の後方で折り紙を折っているのはゆーちゃんです^ ^。お仕事の内容は、年齢に関係なく自分で好きな物を選んで作業します。母は、その日一日、ゆーちゃんがどんなお仕事をしたのか聞くのが楽しみだったのですが、どういう訳か、3年間で勉強系のお仕事をやったという報告をされた事は一度もありませんでした(笑)
年長さんになると難易度の高い物に挑戦する子供が増えてきます。
年長さんの男子に人気のお仕事に、「日本地図作り」があります。
いきなり大きい物を作るのは難しいので、最初は小さい地図作りから始まります↓
たまに、女の子が作成している姿を見掛けますが、どういう理由か圧倒的に男子が多いです。
逆に、年長の女子に人気のお仕事に「ストールの制作」があります。ストール作りは、女の子の母達の間では「お仕事」の集大成に思うような所があり、卒園までに挑戦して欲しいお仕事の一つでした。
編物は園長先生が指導して下さるのですが、人数が多いと全員を見きれないので、1度に8人しか作成する事が出来ません。なので、順番待ちをしなくてはならないのですが、春に予約をしていたゆーちゃんでも、順番が回ってきたのは随分後でした。昔は園児の数が少なかったので、1人で2枚編む子供も居たそうですが、沢山の子供達が作れるように今は1人1枚に限定されています。
ストール作りも、ジャンボ地図作りと一緒でいきなり作る事は出来ません。最初は鎖編みの練習から始まります。
鎖編みを長く編んだ後は、瓶にボンドで巻き付けたり、厚紙に貼り付けてコースターにします。
そして、ストールの作成が始まります。
長編みと細編みの繰り返しだそうです↓
いーちゃんも作りたいと言うので、お家で教える為に母も作ろうとしたのですが、さっぱり分かりませんでした(笑)
毎年2月になると、幼稚園で作品展が開かれます。
作品展では、園の保育時間に作成した作品と、お仕事の時間に作成した作品の一部が展示されるのですが、ここでストールが飾られる事がゆーちゃんの目標でした。
夏休みの終わりから鎖編みの練習が始まったのですが、なかなかストール編みの順番に空きが出ず、11月の終わり頃にやっとストールを編みが始まったのですが、その頃は12月に行われる聖劇の練習の為にお仕事をする時間が短くなり、作業があまり進みませんでした。
お仕事は、毎朝登園してから決められた時間まで作業します。我が家は幼稚園から遠いので、バスで登園では到着時間が遅くなり、お仕事の時間が少なくなってしまいます。それでは作品展に間に合いそうにないので、12月からは母が園まで車で送る事になりました。車での送迎生活は1月の終わりまで続き、何とか作品展の2週間前に仕上げる事が出来ました。
途中、作品展に間に合うかハラハラした時もあったのですが、短い時間でよく頑張ったと思います。
実は母…、熱が入り過ぎて「今日はどこまで編めた?」と毎日聞いていたのですが、それがゆーちゃんにはプレッシャーだったらしく、「今日は間違えちゃって、途中でほどいたから進まなかったの」と涙目で報告された事があり、大反省した母は、それ以来、進み具合を聞く事を止めました(^_^;)
今年は、15人の園児がストールを作品展に出品する事が出来ました。どの作品もとても素晴らしくよく頑張ったと思います。
作品展では、保育時間に作成した作品とお仕事の一部をファイルした作品集も展示されます。これは↓、ゆーちゃんが年少、年中、年長の時の作品集です。
これを見ると、どの時期にどんなお仕事をしていたのかが良く分かります。作品の他に、先生のコメントが書かれたり、クラスメイトとの写真やお仕事中の写真が貼られたりして、とても素敵に仕上げられています。これは幼稚園の良い記念になりました。
さて、ストール編みが無事に終わったゆーちゃんが、次に始めたお仕事は意外なものでした。
折り紙ユニット↓
「折り紙ユニット」とは、折り紙で折り上げたユニットを組み合わせて、くす玉や多面体などの立体を作ります。大人にとっては簡単ですが、折り紙が綺麗に折られていないと綺麗に仕上らず、立体を想像しながら組み上げなくてはならないので、子供にはなかなか難しい作業のようです。
ゆーちゃんは、失敗する事をとても嫌います。なので、ストールを編むまでは「ユニットは難しいから絶対にやらない!」と言っていたのですが、ストールを編んだ事で自信が付き、挑戦する気持ちと諦めない心が養われたようで、この後すぐにユニットを始めました。これは母にとってとても嬉しい事でした。
モンテッソーリ教育でお仕事を経験すると集中力が付く、と言われています。色々なお仕事に挑戦し最後までやり通す事で、根気強さや諦めない心が育ち、その心は卒園してからもずっと続くと言われています。
ゆーちゃんの幼稚園は何をするにもとても丁寧です。
これは、幼稚園の廊下です。子供達は登園すると、中央にある大きなテーブルの上に上着を広げて置いて、ハンガーを差し込んで全てのボタンを留めてからロッカーにしまいます。ボタンを留める事でハンガーからずり落ちる事が無く、見た目も綺麗です。なので、ゆーちゃんは、家に帰ってからも床に上着を広げてハンガーを差し込み、全てのボタンを留めます。次の朝、母はボタンを一から外さなくてはならないので少々面倒ですが(笑)、作業が丁寧な事は良い事だと思います。そしてボタンを留める作業は、卒園した今も続いています。
廊下にはこのような物↓までありました。ちょっぴりレトロな感じですが、幼稚園のこういう所も素敵に思いました。
何をしているのかな?と思い、降園してからゆーちゃんに聞いた所、給食の前はお当番さんが机と椅子を並べて、布巾で拭いて「どうぞお入り下さい」と言うまでは、廊下に並んで待つルールになっているそうです。教室から移動する時も、いつも綺麗に一列に列んでから移動するので、何かと待ち時間が長いようです。
実は給食の話を聞いた時、私は軍隊のように思え、それってどうだろう(親としては、 早く給食を食べて外遊びの時間を長くとって欲しい)と思ったりしたのですが、ふと思うと、ゆーちゃんは病院の待ち時間や、親の用事に付き合わせても静かに待つ事が出来ます。更に、時間はかかりますが、何をするにいつも丁寧で綺麗に仕上げ、出来ない時は何度もやり直します。それはきっと、幼稚園に通った3年間で、待つ事、丁寧に作業する事が身に付いたからではないかと思いました。
さて、卒園から半年が経ちました。
ゆーちゃん、勉強はさておき(笑)、夜寝る前はリビングの机にランドセルを出し、次の日に着る洋服、靴下、名札、ハンカチ、ティッシュを綺麗に並べます。勿論今でも、上着をハンガーにかける時は床に広げてハンガーを差し込み、全てのボタンを留めてからしまいます(笑)
幼稚園で身についた習慣は、まだ続いているようです(嬉)
これから学年が進むに連れ、色々な事に挑戦する機会が増えると思います。幼稚園で学んだ諦めない心、挑戦する気持ちも忘れずに頑張って欲しいと思います。
本日も長くなりました(すみません)。
最後までお読み下さいました皆様、ありがとうございました。