一条工務店さんで、無料で延床面積を増やした話です。
なお、在来工法(セゾン系)限定で、2×6(アイスマート系)は多分当てはまりません。
あと2021年契約2022年上棟の話なので、今は違っているかもしれません。
建物工事費
一条工務店さんの場合、お家の工事費は大体こんな感じです。
施工面積 × 単価 + オプション費
施工面積は延床面積のようなものなので、広いお家ほど高くなります。
まぁ順当だと思います。
そして今回重要なのは、この施工面積です![]()
階段の施工面積は?
階段って、1階と2階にまたがりますよね?
この場合、施工面積はどちらにカウントされるのでしょうか?
・・・・・・。
・・・。
これ実は両方にカウントされてしまいます![]()
なので階段はできるだけ急な角度にして、スペースを小さくするのが、工事費削減のコツです。
と書きましたが、やりすぎると建築基準法違反です(笑)
あと、一条工務店さんでは(多分)階段の角度変更は受け付けて貰えないため、この方法は使えません。
段数を削減
階段の角度を変えられないならどうしますか?
この場合、階段の段数を少なくすればスペースの削減が可能です。
階段の段数を少なくするとは、つまり天井を低くするということですね!
一条工務店さんの在来工法(セゾン系)は、天井高が265cmあります。
この天井高は240cmへの変更が可能で、なんとオプション費用は0円です!
※ というか材料が少なくて済むので、その分を減額して欲しかったですね・・・。
これで階段の段数が削減できるので、1階あたり0.25畳、2階を合わせて0.5畳の削減ができます![]()
ちなみに、2×6(アイスマート系)の天井高は240cmです。
天井高を260cmへと変更はできますが、オプション費用は必要だし、階段のスペースが増えるしで、デメリットも多いですね。
上部を活用
と、ここまでが1つ目の方法で、実はもう1つ方法があります。
みなさん、階段の上部って、空きスペースに思えませんか?
どうせなら、ここを有効利用したいですよね??
実は階段の上部に二階の床を作ることが可能で、0.5畳のスペースが確保できます![]()
こちらの方法であれば天井高265cmを維持できる、というか265cmである必要があります。
つまり、どちらの方法を採用しても、確保できるスペースは同じになります。
【階段を下から見上げた写真】
上は階段を下から見上げた写真です。
ご覧の通り、0.5畳分の天井(2階から見ると床)があります。
下部を活用
実は更にもう1つ方法があります。
この話はメジャーだと思いますが、階段の下側も有効利用できますよね?
天井高240cmなら0.25畳、天井高265cmなら0.5畳分であれば、多少天井が低くなりますが、普通に生活する分には十分な高さを確保できます![]()
つまり、天井高265cmの方が0.25畳だけスペースを多く確保できます!
上部と下部を同時に活用すると、階段の段数は増えるのに、延べ床面積も増えることになるのですから、面白い話ですよね。
問題点
我が家の場合、床面積の確保というよりは間取りの都合で、天井高265cmを選択しました。
このとき友達に言われたのが、大きいものの搬入時に天井に当たるかも?でした。
実際友達は、ベッドの搬入時に苦労したそうです。
幸い我が家の場合は、引っ越し業者さんがベッドの組み立てまでやってくれたのもあって、今のところ困っていません。
その一方で、天井付近の作業には苦労しています。
電球の取り換えとか、排気口のお掃除とか![]()
普通の天井高のお家より脚立を1段上に上る必要があって、少し怖いです。
※ 一条工務店さんは、排気口が必ず天井ですが、側面も選べるようになるといいですね
階段下収納
おまけ話①
階段の根元のほうの下部は、天井が低いので生活スペースとしては適しませんが、物置としては活用できそうです。
一条工務店さんの場合、「階段下収納」と言って、とくにオプション費用もかからないので、勝手に収納として設計されているパターンが多いと思います。
この階段下収納ですが、通常は扉アリとなりますが、実は扉ナシも可能です。
我が家の場合、扉ナシでオープン収納として活用しています。
といっても天井が低くて用途は限られるのですが、ロボット掃除機の格納場所として重宝しています![]()
階段上収納
おまけ話②
一条工務店さんでは「階段上収納」という選択肢もあります。
階段上部の、邪魔にならないような更に高い位置に、収納が作れるというものですね。
位置が高いので生活スペースとしては適しませんが、空間の有効利用にはつながります![]()
なおこちらは殆ど知られていないのか、検索してもなかなか見つかりませんね。

おしまい
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

