基本情報技術者試験 -63ページ目
調歩同期式のデータ伝送において偶数パリティによるキャラクタ検査方式を用いて、文字 T( JIS 7単位符号列 1010100 )を送出した。
正しく受信したときのビット列はどれか。
ここで、送出はスタートビット(0)、文字の低位ビットから高位ビット、パリティビット、ストップ ビット(1)の順とし、受信したビットを左から順に記す。
ア  0001010101
イ  0001010111
ウ  1001010110
エ  1001010111


【解説】
データ伝送では必ずデータの送信側と受信側があり、何らかのルールを設けて通信を行っています。
送信側と受信側でお互いにそのルールによりある決まった信号を定め、データを送りながら伝送がうまく行われているかどうかを判断しています。
これを、「同期をとる」といいます。

調歩同期方式は、問題文にもあるように、1文字ごとにスタートビット(0)・ストップビット(1)をつけて送る方式で、1文字が7ビットの場合は、1文字送信に最低9ビット、パリティビットをつけて10ビットが必要になります。通常は、低速回線(1200bps以下)で使用されます。送信データがない場合は、ストップビット(1)が連続して送られます。送信側と受信側がタイミングを取るための同期信号は使用しないので、非同期方式と呼ばれることがあります。

問題文に沿って考えていくと、 送られるビットパターンは T(1010100)です。
偶数パリティを用いるとのことですから、送信する文字ごとにパリティを含めてビット列の1が偶数個になるように、パリティビットを定めます。
よって、文字Tのビット列には、’1’が3個含まれていますので、偶数個にするために、この場合のパリティビットは’1’となります。

伝送データは、
スタートビット(0)+文字T(低位ビットから高位ビットへ)
                  +パリティビット+ ストップビット(1)

の並びになります。
よって、受信されたビット列を順に並べると
’0    0010101   1   1’    (空白除く)
のようになります。



【解答】 イ

2進数m の9倍の値を求める方法はどれか。ここで、けた移動によって、あふれが生じることはないものとする。

 ア  m を2ビット左にけた移動したものに、m を1ビット左にけた移動したものを加える。
 イ  m を3ビット左にけた移動したものに、m を加える。
 ウ  m を3ビット左にけた移動する。
 エ  m を9ビット左にけた移動する。

【解説】
けた移動(シフト)による、「けたあふれ」が生じないという前提ですので、
2進数mを 左にnビットシフトするということは、mを2するということになります。

すなわち、
m x 9 = m x (8 + 1) = m x (23 + 1)
      = m x 23  +  m
ここで m x 23 は、左に3ビットシフトすることを意味し、その後元の数 m を加えることになります。

【解答】イ

1,000 個の実数値のデータをコンピュータを使用して浮動小数点演算で加算するとき,
      計算誤差を最も小さくするものはどれか。

ア すべてのデータを降順に並べ替え,先頭から順に加える。

イ すべてのデータを昇順に並べ替え,先頭から順に加える。

ウ すべてのデータを絶対値の降順に並べ替え,先頭から順に加える。

エ すべてのデータを絶対値の昇順に並べ替え,先頭から順に加える。

【解説】
大きさの異なる数値の浮動小数点演算では、絶対値の小さい方の指数を、大きい方の指数に合わせてから計算をおこないます。
そのため、絶対値のかけ離れた数字を計算すると絶対値の小さな数字が無視された結果になります。(情報落ち)
誤差を少なくするためには、絶対値の小さなものから順に計算していき,だんだんと絶対値の大きなものと計算させていく手順を踏むのが、通常です。

【解答】エ