メッセージダイジェスト / message digest
電子証明書を使った電子署名では、
公開鍵暗号方式に加えて、「ハッシュ」と呼ばれている技術が使われています。
ハッシュとは、
元となっているデータをある決まった長さのまったく異なるデータに変換することです。
この変換手法を「ハッシュ関数」と呼んでいます。
この変換後のデータを「メッセージダイジェスト」と言います
(メッセージダイジェストを「ハッシュ値」や「フィンガープリント」と呼ぶこともあります)
[メッセージダイジェストの特性]
・メッセージダイジェストを元に戻すことはできない
データ変換は、常に元データからメッセージダイジェストへの一方向のみです。
〇 可能 元データ⇒ハッシュ関数⇒メッセージダイジェスト
× 不可 メッセージダイジェスト⇒ハッシュ関数⇒元データ(にはならない)
・元のデータが少しでも変化するとメッセージダイジェストも変化する
元のデータが改ざんされてしまったとしても、改ざんを検知することができます。
逆に、入力データが同じであれば、常に同じメッセージダイジェストが生成されることになります。
そのため、電子署名に使われているハッシュ関数は、
異なるデータから同一のメッセージダイジェストが生成される確率は極めて低くなっています。
引用参考:FromSymantecVerysign「電子証明書とPKI入門 > 第8話:電子証明書の基本的なはたらき
基本情報技術者 平成25年秋期
午前問38
ディジタル署名などに用いるハッシュ関数の特徴はどれか。
ア. 同じメッセージダイジェストを出力する異なる2つのメッセージは容易に求められる。
イ. メッセージが異なっていても,メッセージダイジェストは全て同じである。
ウ. メッセージダイジェストからメッセージを復元することは困難である。
エ. メッセージダイジェストの長さはメッセージの長さによって異なる。
【正答】ウ