滴る血[310] | 貴方にシを

滴る血[310]


今タクシーのおっさんが
うざかった。
私、あの小梅ちゃん買った時に座ってたコンクリートの階段みたいな場所に座ってたの。
そしたら、タクシーが私の横で止まって
私がなんで止まるのかなー?って思ってタクシーの運転手を見たら
タクシーの運転手のおっさんが

「乗らない?」
そう言ってきたから
「乗らないです大丈夫です」
そう言ってタクシーなんか気にしないでケータイいじりはじめたら
タクシーどこか行って
私そのままケータイいじってたの
そしたら同じタクシーがUターンしたらしく戻ってきて
また私の所で止まって
私が運転手さん見たら
「お姉ちゃん高校生?ここで何してんの?」
そう言われたから
「ただ座ってます。」
そう言ったら
「タクシー乗らない?遊びに行かない?」
そう言われた。
で、五月蝿いからちょっと苛々して
「遠慮します」
そう言って運転手さんを無視するようにまたケータイをいじりはじめたら
そのタクシーどこか行った。

運転手さん、私No moneyなの。

乗せてもお金払えないし
行く場所ないの。

お菓子かお金かぬいぐるみを
くれるなら
乗ってあげてもいいけど(笑)

運転手さんも暇なのかな。


また来た。
うざすぎる
もう知らんふりした(笑)
どんだけ私をタクシーに乗せたいんだよおっさん
私はNo moneyよ!
今いなくなった

また来た
気持ち悪すぎて今泣きそうだった
リアルに泣きそうだった
まじびびったし
また私の横で止まって真剣な顔で
「お姉ちゃん、ツンパ(←反対読)見えるよ」
そう言われて恥ずかしくてちょっと涙目な私は俯いて
知らんふりしてケータイでこの記事を書き続けてたら
「ねぇ、チッエ(←反対読)したいの?」
おっさんが気持ち悪くて涙目な私はずっとずっと知らんふり知らんふり
そしたらおっさん色々言ってきた。
「おじさんのコンチ(←反対読)入れようか?」
「お姉ちゃん、可愛いねぇ」
「チッエ(←反対読)したいんでしょ?おじさんとやる?」
「こんな所にいたら、犯されるよ?」
「ツンパ(←反対読)見えてるよ?やりたいんでしょ?ねぇ…もっと股開いてごらん?」
そんなこと言われて怖かった
私はずっと知らんふり知らんふり
気持ち悪かった
まだちょっと涙目な私
きもいよおっさん
ずっとシカトしてたらおっさんどこか行っちゃったから安心

この辺りの道を歩いてる人達は殆ど男の人なんだけど見られてる気がして顔あげて目合ったらすぐ目そらされると思ったら
ツンパ(←反対読)見えてたんだ…
気をつけなきゃ
恥ずかしい

てか、もう車の音が怖い
私に近づいてくる車の音が怖い


おっさんきもいよ
まじ泣きそうだったし
警察に電話したいくらいきもかった
誰か助けてって感じ
誰か側にいたら泣きながら抱きついて安心したい
怖かった