Appleが3月4日(米時間)に発表した低価格帯の新しいMacノートパソコン「MacBook Neo(マックブック・ネオ)」は、アメリカで599ドル、日本では10万円を切る価格帯で発売される入門モデルで、3月11日から順次発売・出荷を開始すると明らかにしました。

従来のMacが使ってきたMシリーズではなく、iPhone 16 Proと同じ「A18 Pro」チップを採用した初のiPhone用チップ搭載Macである点が特徴ですとなっており、カラフルな筐体(イエロー系などのポップな色)や、2つのUSB‑Cポート+MagSafe充電、Wi‑Fi 7対応など、基本機能を抑えたライトユーザー向けマシンとして出てきています。

登場の背景には、PC市場全体が伸び悩み、特にメモリー価格の高騰などにより「安いノートPC」を作るのが難しくなっており、各社が低価格帯をどう攻めるかが課題になっていて、Appleはこれまで、MacBook Air/Proが中心で、どれも安いとは言いにくい価格帯だったため、学生やライトユーザーはWindowsノートに流れやすい状況が続いていました。

そこでAppleは、性能をフラッグシップ並みにする代わりに、iPhone用A18 Proチップを流用し、メモリーや画面サイズを抑えることで、できるだけ安くMacの体験を提供する戦略に舵を切ったと見られています。

10万円以下で最新macOSとApple純正アプリが使えることで、これまで「価格でMacを諦めていた」学生や初めてPCを買う層が、Macに手を出しやすくなり、Appleは、一般的なIntel Core Ultra 5搭載の売れ筋Windowsノートと比べ、日常の作業は最大50%高速、AI処理は最大3倍高速とアピールしており、低価格Windows機にとっては強力なライバルになりそうですね。

ただし、メモリー容量や拡張性は抑えめで、動画編集や重い3Dゲームには向かないので割り切った入門機として考え、プロ用途は引き続きMacBook Air/ProやハイエンドWindows機に任せる必要があります。

日本市場では、円安でMacがどんどん高くなっていた中での「10万円切りMac」というのはインパクトがあり、特に教育市場(学校向け)での採用拡大が期待されています。

今回、低価格帯のMacBook Neoが入ることで「スマホはiPhone、PCは安価なWindows」という構図から、「スマホもPCもAppleで統一」というユーザーが増える可能性があり、A18 Proのようなモバイル向けチップをノートPCに本格投入したことで、今後は「スマホ用チップ×ノートPC」というジャンルが広がり、省電力で静かなノートPCが増える流れを後押しするかもしれませんね。

仮にMacBook Neoがヒットすれば、第2世代・第3世代と、画面サイズ違い、ストレージやメモリー増量版などのバリエーションが出て「新しいMacのシリーズ」として定着する可能性もあり、今後の動向を見逃せませんね。

ざっくり言うと「性能をほどほどに抑えてでも、とにかく安くちゃんとしたMac」となるのがMacBook Neoで、PCデビュー層や学生にとって、初めてのMacの有力候補になるでしょうね。

iPhoneとの連携の素晴らしさが広がったら、一気に化そう。