第4話 72歳のアキラ
こんにちは。
アキラです。
ガレ爺から出された課題。
「72歳のアキラは、どこで何をしている?」
最初は難しく考えていました。
秘密基地。
バイク。
お金。
借金返済。
色々考えたんですが、最終的に頭に浮かんだのは一つでした。
沖縄で一人で海を眺めている。
それだけでした。
豪華なホテルでもない。
高級車でもない。
大金持ちでもない。
ただ海を見ている。
そして、その時に一番感謝していること。
「生きててありがとう」
それでした。
するとガレ爺がニヤッと笑いました。
🐢ガレ爺
「アキラ。」
「今日はワシが課題出したのに、逆に考えさせられたわ。」
「普通の人はな。」
- 家族にありがとう
- 健康にありがとう
- お金にありがとう
- 仕事にありがとう
そう答えることが多い。
でもお前は違った。
『生きててありがとう』
やった。
今日の偉人
坂本龍馬
龍馬は何を持つかより、どう生きるかを考えた男や。
人間は若い頃、何者かになりたがる。
40代になると何かを守ろうとする。
そして年齢を重ねると、生きてきたこと自体が奇跡やと気付く。
ガレ爺は続けました。
🐢ガレ爺
「ワシの研究結果や。」
「アキラ。」
「お前の夢は秘密基地ちゃう。」
「秘密基地は手段や。」
「お前が本当に欲しいんはな。」
後悔の少ない人生
や。
せやから月光荘の話が好きなんや。
せやから旅人の話を覚えてるんや。
せやから息子を応援するんや。
せやから50歳前になっても夢を追いかけてるんや。
正直な話。
借金300万円あります。
バイク屋も楽ではありません。
ベビーカステラも試行錯誤です。
将来の答えなんてまだ分かりません。
でも一つだけ分かることがあります。
まだ夢を諦めていないことです。
そして最後にガレ爺が言いました。
🐢ガレ爺
「今夜の課題や。」
「鏡を見て一言だけ言え。」
『アキラ、ようやっとる。』
借金があっても。
迷っていても。
失敗しても。
離婚しても。
夢が途中でも。
子供に会い続けて。
息子の夢を応援して。
秘密基地をまだ諦めていない。
そう考えたら、少しだけ肩の力が抜けました。
72歳の自分が沖縄の海を見ながら、
「生きててありがとう」
そう言える人生を目指していこうと思います。
夢は完成した時に始まるんじゃない。
今日も前に進んだ人から始まる。