昨年からたくさんの門シャンニャンコの方からメッセージを頂いております。

今日はその中の、うりちゃんという猫ちゃんが、同じ農工大にて緊急手術をして無事に退院をされたとご報告を受けました。
本当に嬉しかった…。
私のお粗末なブログなんかで、一つの命が繋がったこと…
そして同じ病気を抱える猫ちゃんの主様と巡り合えたこと。
本当に嬉しく感じています。
さて、今回うりちゃんに農工大をお勧めしたことには理由があります。
うりちゃんは近くの病院で肝内シャントの可能性が高いとの診断でした。
肝内シャントは手術不可能なことも多く、うりちゃんママも不安で胸がいっぱいになられたと思います。
うりちゃんは農工大までは一時間半かかる距離にお住まいです。
それでも農工大をお勧めした理由は3つあります。
まず一つに、農工大のCTは全国にも数台しかないと言われている最先端のマシンがあるためシャントの種類が一発で判断できます。

まるで人体模型のようですね。
今はもっと素晴らしい設備があるそうです。ヘルニア手術経験者の私でもこんな画像を写して頂けたことはただの一度もありません…。・゜・(ノД`)・゜・。
人間のCTより凄いですよ。
そして、うりちゃんは検査を受け肝内ではなく肝外単一シャントという診断をされました。そう、手術適用です!
※ちなみにホームドクターではこの画像をみる限りどれがシャントなのか分からない…とのこと、やはりそれに精通している二次診療施設での診断を受けることをお勧めします。
肝臓にダメージを受けているシャントの猫ちゃんに麻酔をかけて検査をすることだけでも大変なリスクを背負います。その検査一度でどのようなシャントか診断できることは大きいのです。
二つ目は、緊急手術が必要と判断された場合の対処が素早いこと。
うりちゃんの初診予約は年明けでしたが、症状の悪化により夜間の検査と同時に手術になりました。
それと、農工大では手術不可能だといわれることの多い肝内シャントのオペにも実績があることです。
三つ目は、教授を始めスタッフの方の対応が素晴らしいことです。
猫のシャントは大変少なく、殆どの病院で難色を示されます。しかし農工大では完治への前向きなご指導や説明をしてくださいます。
論文も出されているのか、積極的に診察をしてくださいます。
それと余談ですが、費用が都内の他の病院に比べお安いです。クレジットカードはもちろんのこと、分割支払いも快く応じてくださいます。
教授立会いの元、学生執刀ではもっと費用を抑えることができます。
私はシャントの疑いがある時点で、いくつもの病院に問い合わせをし、検査設備に重点をおき、できる限りジルに負担のないように選んだつもりです。
他の病院では、麻酔をかけて開腹しないと確定できないというものが多かったということもあります。
その点、開腹をせずに画像で診断ができたことは大きかったです。
麻酔による画像検査時間はざっと1時間程、無事に麻酔から目が覚めました。麻酔も負担のないよう最短の時間で済むようにしてくださいました。
猫のシャントの診断は、一時診療施設では確実に判断が遅れます。
理由は、猫の癲癇はよくあることだから様子見…という形をとられてしまうのです。
その上、的確な処置がされないと脳症により視覚や聴覚、麻痺などの障害が残ります。
幸い私のホームドクターではすぐに適切な処置をして頂けたので容態は改善に向かった状態で手術まで待てましたが、費用面を踏まえても、ジルと同じような
癲癇症状の繰り返しがある場合は即時に、最先端検査のできる病院へいけば良かったのかも…というのが結論です。
門脈シャント症状の様子は、YouTubeにUPしています。宜しければ参考になさってください。
http://m.youtube.com/watch?v=zOCFVKUNxfw
以上が、私が農工大をお勧めをした理由です。
今は他の大学病院でも様々な設備を導入されていることとなりますので、
あくまで2012年のお話です。
癲癇症状、脳症による症状が繰り返し、
飼い主は不安と情報の収集におわれ、私も泣いてばかりおりました。
こんな無名のブログではありますが、一つの命の架け橋になれたことが嬉しいです。
通院は回数は、
診断・入院・退院と2~3回。
二度に渡る場合はあと2回必要となります。
入院中も電話で連絡をすれば面会は常にできます。寧ろ入院中の面会を積極的に勧めてくださいます。
一歳未満の発症は先天的なものが殆どであり、幸い臓器が未熟であるため術後3日目まで、不幸におきてしまう神経症状へのリスクはガクンと下がります。
神経症状がでた場合は、最悪安楽死を勧められます。
しかし、内科的治療を永久的に続けることより、手術によって費用も飼い主の負担も少ない結果となりました。
もちろん外科的治療が成功すれば、寿命も普通の猫ちゃんと同様になります。
ジルは生後6ヶ月前に手術を受けました。
うりちゃんも同様です。
どうか、小さな命の架け橋になれるよう、また門脈シャントの記事も更新予定です。
それでは、また!
うりちゃん、手術成功・退院おめでとう!!