あなたに一番近い猫は…

閑話休題・・・
2002~2007年
ウチを毎日のように訪れた黒猫♀がおりました。
黒猫♀は近づこうとする人間に
家猫と言うよりはむしろ山猫のような
気の荒さをみせました。
コラットの被毛の色を黒く変えたような
可憐な顔立ちと小作りな体つきに、
その気性は不似合いと言われました
彼女の振る舞いは
飼い猫の標準からは
はなれていたかもしれません。が
その本性はやはり
誇り高い猫族のものであったのでしょう。
テオフィル・スタンランのポスター
「シャノワール」の如き表情で
ひっそりと坐り毛繕いなどしているようすに

彼女の個性がよく
表れていたように思います。
彼女はその晩年まで、ほとんど
その気性を矯めることがありませんでした。
彼女は人に対すると同様
猫達に対しても
権高な姿勢を取っておりました。
近所の若い飼い猫が
度を越して親しげな挨拶を交わそうとすると
彼女は、容赦なくその頬を
平手で打つなどしたものです。
そんな彼女が唯一心を開いて甘えたのが
伴侶となった虎猫♂でした。

梅雨時の蒸し暑い午後には、
隣家のベランダで
虎猫♂の背にだらりと体を伸ばして寝そべる
緊張を解いた姿がみられたものです。
さて、今回の猫占い
ロシアンブルー「うちとければデレデレ
人見知りさん」
という結果がでたのですけれど・・・
「うちとければデレデレ
人見知りさん」であった彼女は
実のところ
同じ青猫でもタイのコラットではなく
ロシアンブルーだったのでしょうか?
彼女の被毛は明らかに
南方系と思われる
いたってあっさりしたものだったのですけれど・・・(笑)