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猫を眺め 猫を被る日々。  
内心 ・・・ です。


夏、楽しんでる?【投稿でドットマネーがもらえる!】 ブログネタ:夏、楽しんでる?【投稿でドットマネーがもらえる!】 参加中

私は楽しんでる派!

本文はここから

ご無沙汰いたしました。
暑い日が続いております、いかがお過ごしですか。
お忙しい中
なう転載記事にまで「いいね」をくださってありがとうございます。
お心遣い、嬉しく有難く思っております。

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さて。

久しぶりにブログねたに参加させていただきます。
よろしくお願い申し上げます。

「夏、楽しんでる?」

今は昔。
焼けた肌こそ夏のステイタス、
そんな時代がございました。

けれど今や、
高原猫の身、
紫外線は出来得る限り
避けなければなりません。

おとついなど
朝9時ごろ
徒歩往復10分のスーパーマーケットで
買い物をして帰ってきただけで

顔の皮膚がひりひりと熱を帯び
すんでのところで
蝶形紅班再発か、と案じられました。

時間をかけて冷やしたことで
とりあえず
事なきを得たのですが。

そんな訳ですから
夏は普段以上に
太陽を避ける生活をしております。

そんな有様ですけれども
それなりに
夏を楽しんで暮らしております。

慎ましく、倹しく、ささやかに、ですけれど(笑)

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1.「夏は夜」
「夏は夜」平安の昔からから
日本の夏は夜を楽しんでこそ、
そう、決まっているようでございます。

一日の仕事と暑さの疲れから開放され
泥のごとく眠る。
夏ならではの恵みの時間かもしれません。

・・・けれど。

この暑さでございます。

夜中、なんども目覚めることが
常となっております。

そのような折、
熱気こもる部屋から外へ出、
見上げる夜空は
この季節ならではの慰めをたたえて
いるように感じられます。

冬の崇高、秋の透徹、まして
春の官能とも違う、
柔らかな広がりが夏の夜空に感じるのです。

夜半の寝覚めに見上げる空の柔らかさを楽しむこと。
夏ならではの夜の楽しみと
感じております。

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2.夏は、ビール
美味しい食事があれば、
何時いただいてもおいしいのがビール、
とはいえ
この季節、この暑さの中で頂くビールは
格別なのではないでしょうか。

先日旧知の友が「お中元(笑)」と冗談めかし
アサヒスーパードライ
『アサヒスーパードライ ドライプレミアム 贅沢香り仕込み』
『和の贅沢プレミアム』
各2本、差し入れてくれました(笑)

本当のところは
「お中元」というより「お見舞い」というところなのでしょう。
そう
あからさまに言ってしまうと、わたしが落ち込むであろうと言う
繊細な気遣いなのでしょう。

有難くいただきました。

飲み比べて

『和の贅沢プレミアム』は
思い切り冷やすと酸味が、普通に冷やすと甘みが
感じられるように思いました。
『 贅沢香り仕込み』のほうは
後味のよさと、飲み終わったあとの香りのよさが
特徴ではないかと。

味音痴の戯言です、
本気になさらないでくださいね(笑)

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3.夏といえば、妖怪話
先日TVをつけたまま
台所仕事をしておりしたら、
壇蜜さんが

「こんにちは、夏ですね。
夏といえば、妖怪話、幽霊話・・・」

仰っていました。
その涼やかなご様子だけで充分
夏の台所の暑さを忘れることが出来るというものです。


閑話休題。

そう。夏といえば怪談。
怪談といえば異形のもの。

異形のものといえば怪奇漫画。
怪奇漫画といえば猫戯ラシ(こと家人2)。

「手の状態のいいときに読んでね」

そういって、
初期作品2冊と
猫戯ラシは私の部屋に、
諸星大二郎の
『妖怪ハンターシリーズ』最新作と
『稗田の生徒たち(1)
夢見村にて』を
置いていきました。

先日、彼女は
死せる猫に寄せる
猫好きの感傷を
木っ端微塵に打ち砕き
吹き散らすような
この上なく悲しい諸星作品を、

それと知らせずわたしに読ませた上、

「独りで悲しいのいやだから
読んでもらおうと思って」

とほざいたのでございます。

そんなことがあったもので
ございますから。

わたしも重々心して
『妖怪ハンター』
『妖怪ハンター天の巻』
『妖怪ハンター稗田の生徒達(1)
夢見村にて』
を読んでおりました。

周知のごとく
諸星大二郎氏の作風は特異で。

朦朧とした描線と
生硬な動きの表現による
シュールでスタティックな画面で
物語が進行します。

そのため、ある種の生々しさがなく
結果的に一種の上品さを
保っているように感じます。

そのせいでしょうか

妖怪変化の類の描写も
視覚的なグロテスクによる恐怖感よりは
むしろ
想像力に訴え寒気を催させる怖さ
を特徴とするように思えます。

わたしは視覚的グロテスクが苦手で。
怖い写真や絵画などを見ると
寝つきが悪くなるタイプなのです(笑)

ですから
諸星作品の妖怪話は
辛い思いをせずに楽しめる、
有難い「夏の楽しみ」と
思っております。

そういう訳で、
寝苦しい夏の夜、
フィクションの世界に浸っていたのですけれど・・・

またしてもやられました(笑)

『妖怪ハンター天の巻』収録
「天神さま」

終結部分に途方もなく気持ちの悪い
妖怪が出てくるのです(ノ_・。)

翌朝、猫戯ラシにそのことを言うと

「あ、あれは怖く描けてたわね~♪」

と、嬉しそうな返事。

そう。

彼女はわたしとは違い、
ゾンビ映画などを笑って眺めるタイプなのです(ノ_・。)

ちなみに、
旧知の友もそのタイプ。
ゾンビ映画の楽しさを嬉々として語るのです(笑)

彼女達にとって
夏は、
公明正大に誰はばかることなく
グロテスク映像を楽しめる季節なのでしょう。

「こんにちは、夏ですね。
夏といえば、妖怪話、幽霊話・・・」

けれどわたしは
やはりグロテスクなものは怖すぎて。

生来そういうタイプだったのですが
この病を得て一層
その傾向に拍車がかかったような気が
しております。

たぶん、病の進み方によっては
自分自身の肉体に
恐ろしい変化が起こることを
覚悟しなければならないからでしょう。

諸星氏の単行本はどれも
とても面白く
眠れない夏の夜の無聊を
慰めて余りあるものでした。

けれど結局、わたしは
視覚的グロテスクに
夏の楽しみを見出すよりは
涼しげな人の
涼やかな声で涼を取ることに
喜びを感じるようです(笑)

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4.長話
つまらないことをつらつらと
書き連ねておりましたら
思いがけず長い話になってしまいました。

ごめんなさい。
ヤマもなくおちもなく意味ない
長話など
暑苦しいばかりですね。

けれど。

気心知れた相手との長話なら
夏の暑さをわすれる楽しみに
なるのではないでしょうか。

時の経つのを忘れ
話に興じている間は
不思議と
暑さも和らぎ
夏の光の移ろいを
ことのほか美しく清清しく
感じるように思います。

いっときのリフレッシュで
明け暮れのストレスを乗り切る
力をチャージする。

夏はそのありがたみを
ことさら嬉しく感じる季節なのかもしれません(笑)

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長話にお付き合いいただき
ありがとうございました。

暦の上では明日は立秋。
秋のかげりのない夜の楽しみは
今宵一夜で終わってしまいます。

どうぞ良い夜を
おすごしくださいませ。



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