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週末ですね。
今日は土曜、そして明日は日曜。

日曜の夜には予定があります。
毎週、必ず。
２０年近く、続けているのです。

「夜８時から家族でＮＨＫの大河ドラマを観る。」
必ず、居間に、家族５人集まって
４５分間、一緒にＴＶを観るのです。

家族行事と呼ぶにはあまりにささやかで
習慣と言い切れるほど自然ではありません。

そんな、「家族の時間」なのです。

この習慣を始めたころ、
家族の関係は必ずしも
良好なものではありませんでした。

外面は平凡な家庭でしたけれど。

幸福な家庭は似たり寄ったりだが
不幸な家庭はそれぞれに不幸、

そういったのはトルストイでしたっけ。

付け加えることをお許しいただくなら

平穏な家庭は似たり寄ったりだが
平凡な家庭にはそれぞれの問題がある

とでも、言うところでしょうか(笑)

今風に言うなら
軽度のＤＶもモラハラもあったということです。

昔風に言うなら
他人さんの容喙はご無用のうちうちのこと、
というところでしょうか。

一度、ＤＶの最中に隣人に通報され
警察に踏み込まれたことがありますが(笑)

そんな状態の果てに
わたし自身も、ヤフオクで
氷室のアイテムを買い漁るような
愚行に墜ちました。
値段だけの価値などある筈もない物に。

ですから
家族のことを非難する資格はありません。

今は昔。

そんな時期もあった、ということです。

過ぎたことに囚われる愚かさが
分からないわけではありません。

教訓だけ忘れずに、
「未来志向の関係」(笑)を構築する
努力を続けているつもりです。

家族それぞれが、それぞれの努力を。

その甲斐あってか
家の中は
この一年、この２４～５年の間で
一番平穏な状態が続いています。

けれどわたしは、
今になって
気力が挫けているのです。

高原猫（音読みしてください、お願いします）
に罹って、
家族に迷惑をかけるようになって
それでも見放さずに家族にしておいてくれている。
そのことに心から感謝しているのに。

感謝しているのに
生理的な恐怖感「など」、を
どうしても
払拭出来ない。

こんな感情を消せないなんて
どこまで図々しいのだろうと、
思います。
我ながら。

人様に、そんな風な感情を持つことが
許されるような
美しさや魅力を持っているわけではありませんから(笑)

心が挫けた理由のひとつが多分、
この気持ちを消せないでいることにあるのだと
思います。

思っていても口には出せない。
出せた義理ではありませんから(笑)

いつか
この気持ちを克服したい。

縦令
心が挫けていても、
「家族」の形を続ける努力だけは続けたい。

「家族」の形を続けるための
努力のひとつが
「日曜夜８時からの４５分」です。

お酒の力を借りて、
「心の通じ合った温かな家庭」
である
「かのように」
家族で過ごす時間を
週に一度、もつこと。

この努力が
今の、
平穏な状態を継続するのに与って
大きな力が
あると
思っているのです。

形というものが、心に及ぼす影響、
その大きさを感じる４５分間です。

心が挫けている
今だから一層、
「家族という形」を保つ努力だけでも
続けようと思います。

家庭というものは恐らく
法と習慣に支えられた
人の集まりの形なのだろうと思います。

温かく幸せな、自然な家庭であれば
多分こんなことを
いちいち考えたりしないのでしょうね(笑)

オンラインで接していただいている方の
ご家庭の
温かさや優しさ、和やかさを

ふと

感じるとき
そんなことを、思います。

自分はまだ実現できていないけれど
現実の社会で
そんな風な家庭生活を営んでいらっしゃる方が
いる。

それを知るのはわたしにとって
良いことのようです。

それは実現不可能な目標ではなく
継続困難な状態でもない、
ということを感じることが出来ますから。

自分の家庭を少しでも良い状態にしていこう、
そういう
健全な(笑)気持ちを失わず、
努力を続けるための
モチベーションを高めることが出来ますから。

近すぎる他人の、特に同性の幸福は、
時に眩しすぎて心が痛い(笑)

けれども遠い他人の幸福には
かすかに心を照らし暖める光のような
作用があるようです。

不思議なものですね(笑)