
梅雨寒、でしょうか。
肌寒い週末になりました。
いかがお過ごしでしょうか。
今回参加させていただく御題は「大好きで好き過ぎて飽きた曲」。
そんな曲があるかどうか、というブログネタです。
・・・と、いうことで申し訳ありません、
話が前回のブログネタ、
「90年代によく聴いた曲」で読んでいただいた話
に遡ることをお許しください。
前回、
とある切っ掛けでSuede、Chris Cirnell
を最近また聴いている…といったことを
書かせていただきました、
そして
今も、聴き続けているのです。
聴き続けている訳ですが、別段、飽きません。
大して、日数が経っている訳でもありませんから
当然といえば、当然、な
訳ですが(笑
多分、まだ暫くの間は聴き続けるのではないかな、
そう、思っております。
「まだ暫くの間は」と申し上げている時点で、
すでに、わたしは、
そのうちに、(今ほどには)聴かなくなる
ということを予想していることになります。
なぜ、そんな予想をしてしまうのかと申し上げれば
単に、今までずっと、
そんな風に音楽に接してきたから、なのですが。
では。
(今ほどには)聴かなくなる、その時。
わたしは、SuedeやC.Cornellに飽きたのか。
多分、そうではない、という気がいたします。
前回のブログネタでカミングアウト
(というほどのことでもありませんね)
させて頂いたとおり、
わたしは、音楽好き、ROCK FAN
と
いうようなタイプの人間ではないのです。
もとより、音楽を鑑賞する感覚、理解する能力に
恵まれているほうではありません。
かといって、
熱いミーハーになって何かを極めるようなセンスもない。
"lose oneself in the music"
そんな風に、音楽を聴ければ、と、思うのですけれど。
言ってみれば雑魚のととまじり、
音楽好きの人間の中に
一人や二人紛れ込んでいることもある、
いいかげんで適当な人間、なのです。
そんな人間だって、音楽くらい聴きます(笑、
必要があれば。
今回に限って申し上げれば、
ちょっと(故意に)忘れていた、自分の本質的な嗜好を
思い出したり直視したり、という必要、
ちょっとした慰安(かなり疲れましたので)、
そんな必要に迫られた、というところだと思います。
いい加減な人間らしく、
いい加減なことを必要としていて
失笑ものです、
我ながら、
相変わらず(笑
ところで。
なぜ、そんな必要に迫られるのか。
多分、わたしにとって、
音楽を聴く、という行為が
一種の治療、代償行為になっているのではないか、
・・・と。
そんな風に思っております。
ある期間、ある音楽を、集中して聴く。
その行為で、
たとえば、
好奇心が満たされる、ということがあります。
言い換えれば
知らなかった何かを見る、
忘れていた何かを思い出す、
そんな感じです。
あるいは、
何かを手にする、手に入れる、という経験の
代わりに、音楽を聴く。
そういうことがあるのかも、
という感じがしております。
そんな訳で。
熱心に聴いていたある曲を、
(一時期ほど)
聴かなくなるとき。
それはわたしの場合、
好奇心、
あるいは
なんらかの気持ちが
満たされたとき、なのではないかと思います。
音楽を聴くことによって満たされる、ということもありますし、
その時期に現実になにか、代用になるものを得て満たされる、
そういうこともあるようです。
ですから多分、
「好き過ぎて聴きすぎて飽きる」
ということは
わたしの場合ないのではないかな、
そう思います。
因みに。
音楽的センスに恵まれかつ
音楽を愛している、そんな人でも
特定の曲に特定の期間、食傷してしまう、
そんなことがあるようです。
今は昔。
コピーバンドをやっていた知人の話です。
コピーバンド、というのは、
あるバンドの曲を演奏する、というだけのバンドではないそうです。
あるときの、あるライブハウスでのライブを
克明にコピーした演奏をする、それが真髄、
というようなところがあるみたい、です。
(よく分かりませんが・・・)
ですから、
ライブが決まれば、「そのバンドのそのライブ」を
集中的に聴く。
いい加減食傷して、他のものを聴きたくもなるそうですが
ライブが終わるまではその演奏を聞き込み、コピーする。
そういうことがあるのだそうです。
音楽への接し方って人それぞれ、なのですね。
そんなことをつらつら考えておりましたら、
旧知の友が、お見舞いのCDを差し入れてくれました。
The Tearsのアルバムです。
蛇足ながらThe Tears、
Suede のボーカルと、初期のギタリストを中心とした
ロックバンド。
今、壊れたPC(CD再生機として使っております)で
聴いているのですが、かなり好きな雰囲気です。
(旧友は印象が薄い、ようなことを言っておりましたが(笑)
1曲目から2曲目への流れ(加速感)
アルバムの全体的な雰囲気(開放感)
が心地よく感じられます。
今聴いた感じでは
9曲目、Grabe New Centuryが特に好きかな・・・
という気がしております。
長くなりました、すみません。
結論としては
「好き過ぎて聴きすぎて飽きる」
ということは多分なくて。
ただ、
「好きになると、満たされるまで聴き続ける」
という繰り返しだけがある、
ということなのだろうと思っております。
長話にお付き合いくださってありがとうございます。
不安定な梅雨の空模様ですね、
どうぞお気をつけて、良い週末をお過ごしください。